博物館

古文書目録

館で収蔵している古文書の目録をご覧いただけます。

井島文庫

伊達家とともに四日市町の庄屋職を務めた井島家に伝わった古文書です。太閤検地で作成された検地帳の写、元禄期の西町、竪町の宅地状況を記録した名寄帳、享保期の年貢の皆済勘定目録、戸数、人口、産業従事者などの実数を記載し、市勢要覧的な内容をもつ諸色明細帳(しょしきめいさいちょう)に加えて湊町らしい廻船、漁業関係のものなど公的な記録が豊富にあるとともに、社寺儀式や旅行記など私的なものも多数残っています。約2000点に及ぶこれら文書群は、江戸時代の四日市を探る上で欠かすことのできない史料です。
四日市市指定有形文化財 昭和35年3月28日指定

山中家文書

山中家文書は、川原町に住み四日市の町代を勤めたこともある江戸後期の大商人・山中伝四郎家の古文書です。御用商人として金融業・新田開発にその実力を発揮し、主として金融関係・新田経営・油商など商活動を伝える文書を中心とした700点余りの史料です。