四日市の文化財

イベント情報

市指定有形文化財「旧四郷村役場」(四郷郷土資料館)
令和6年3月23日(土)
リニューアルオープン

市指定有形文化財「旧四郷村役場」(四郷郷土資料館)では、令和3年度から令和4年度にかけて耐震補強・復原修理工事を行い、令和5年度においては、本市の近代産業の発展を伝える施設としての活用促進に向け、館内展示等の整備を鋭意進めてまいりました。このたびリニューアルオープンする運びとなりましたので、お知らせします。

①公開(建物・展示)

日時  

令和6年3月23日(土) 
午前10時30分~(予定)

場所  

旧四郷村役場(四郷郷土資料館) 西日野町3375


②記念コンサート

日時  

令和6年3月23日(土) 午前11時~

場所  

四郷小学校体育館 西日野町3207-1
参加自由(申込不要)
 
※駐車場はございません。① ② のご来場は徒歩、自転車および公共交通機関でお願いします。

内容

10:30      
記念コンサート受付開始 
11:00~正午ごろ 
記念コンサート
[出演]
笹川中学校合唱部発表
SUNRIZE!43〜こにゅうどうくんのテーマ〜ダンス発表
四日市四郷高校吹奏楽部発表


旧四郷村役場ライトアップ

日時

令和6年3月23日(土)〜3月31日(日)
午後5時〜8時(雨天中止)
※3/24(日)、3/25(月)、3/28(木)は天候不順により中止


四日市あすなろう鉄道株式会社との連携

●旧四郷村役場にて3月23日以降の四日市あすなろう鉄道「1day フリーきっぷ」をご提示いただいた方に旧四郷村役場やあすなろう鉄道の図柄の入ったオリジナル缶バッジセット(先着300名)をプレゼント
●駅構内におけるリニューアルオープンポスターの掲示、チラシの配架

リニューアルについて

概要

現在の東洋紡株式会社につながる三重紡績を創業した10世伊藤伝七が投じた寄付金をもとに、大正10年(1921)に建設された旧四郷村役場は、擬洋風の木造2階建、3階建塔屋付き建物で、正面の玄関車寄せや南東隅の塔屋が特徴的です。四郷郷土資料保存会の協力のもと、四日市の近代産業の礎をつくった製糸や紡績、醸造や製茶などの近代産業についての紹介や、四郷地区に伝わる生活道具等を展示するなど、広く四日市の近代化の歩みを学べる施設となるよう、展示物を整備しました。
 

展示内容

ようこそ四郷へ

四郷地区の紹介やはじまり、新しいことに積極的に取り組んだ先人や四日市に残る近代的建造物の紹介をします。
『学びの地図』
四日市の近代産業の発展の礎を築いた四郷をプロジェクションマッピングで紹介します。

伊藤小左衛門の糸繰り器械化への挑戦

5世伊藤小左衛門が製糸の工業生産に成功し「近代産業の祖」と評価されるまでに至った過程を辿ります。

伊藤伝七の紡績と四日市の近代化

10世伊藤伝七が9世とともに三重紡績所を操業したり、渋沢栄一の支援を受け三重紡績会社へ発展し、後に国内最大の紡績工場を創設するに至った過程を辿ります。

旧四郷村役場とその魅力

大正10年に竣工してから100年目にあたる令和3(2021)年に耐震補強修理工事が行われた経緯、工事を通して明らかになった文化財的価値、全国に現存する歴史的建造物などを紹介します。

近代産業の礎を築いた四郷村

明治時代、旧四郷村には製糸場のほかにもいろいろな工場や施設ができ、村は急速に発展しました。明治43年、後の大正天皇である皇太子殿下が伊藤製糸場を行啓されました。当時の四郷村繁栄の様子を紹介します。

四郷の発展と醸造・製茶

江戸時代から続いてきた醸造業や製茶業が明治時代以降も拡大・発展した様子について紹介します。

暮らしは時代とともに

四郷地区を中心にこれまでいろいろな民具が集められてきました。受け継がれてきた民具を祭りや消防、衣食住などジャンルに分けて紹介します。
 

寄付者棟札の公開

100年前の建物の魅力を伝える展示に対してご寄付いただいた方のお名前を記した棟札が完成しました。オープンから5月5日まで展示し、あわせて希望された方にホームページ上でお名前を公開し、感謝の気持ちを伝えます。

リニューアルオープン後の開館日・開館時間

毎週土曜日、日曜日(12/29~1/3は休館)
9時~16時
 
1F 旧事務室の展示イメージ図

 
旧四郷村役場平面図