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植物なんでもQ&A(野菜・果菜類)

野菜(果菜類)にかんするQ&A

トマト

Q. 実のお尻の部分が黒くなったり、腐ったりします。

A.カルシウム欠乏による尻腐れ症です。

実が大きくなってきた頃、お尻の部分が黒くなり、大きくへこむことがあります。これは、カルシウム欠乏による生理障害です。畑にあらかじめ石灰を施します。開花時に花と葉のつけね部分に塩化カルシウムの0.5%液を散布し、葉から石灰を補給してやるのもひとつの方法です。また、窒素成分の効きすぎで石灰の吸収が十分に行われなくなる場合も多いので、窒素肥料のやりすぎに注意します。

Q. 葉が縮んで上手く育ちません。

A.ウイルス病に侵されています。

定植後しばらくすると、新葉の伸びが悪く、黄色になり、縮んでしまう株がでることがあります。これは、ウイルス病に侵されたものです。このような株は、収穫の見込みがなく、他の株の伝染源になるので、早めに抜き取ります。また、このウイルスは、アブラムシによって伝染されるので、アブラムシの防除をします。

Q. 茎葉ばかり茂り、実が上手く育ちません。

A.肥料(とくに窒素成分)のやりすぎです。

窒素肥料を多く施しすぎると、茎葉ばかり茂り、実が上手く育ちません。元肥は1㎡当たり低度化成肥料4~5握り、過リン酸石灰1握りを、追肥は一番果がピンポン玉大になった頃とその後20日おきくらいに1㎡当たりNK化成1握りを目安に施します。

ナス

Q. ナスの更新剪定について教えてください。

A. 更新剪定をすれば、おいしい秋ナスが収穫できます。

7月下旬頃になると、病害虫に侵されたり、収穫続きで樹が疲れ、収穫量が徐々に減っていきます。そこで、更新剪定を行います。やり方は、太い枝の新芽を2芽ほど残した所でばっさりと切除します。切除後は、株のまわりに完熟堆肥や肥料を施します。こうすることで、新しい芽が伸び、おいしい秋ナスがなります。なお、何本かずつ時期をずらして更新剪定を行えば、収穫が途切れることがありません。

Q. 葉を虫に食われて困っています。

A. テントウムシダマシのしわざです。

5月末から6~7月にかけてナスの葉を食害するのは、テントウムシダマシのしわざです。よく注意してみると、葉の裏側に、突起を持つ体長3~5mmの幼虫や、半球形で赤褐色の地色に多くの黒点のついた体長6~7mmの成虫がいます。幼虫、成虫ともに葉を食害します。対策としてはまず、始めのうちなら、見つけ次第、捕殺することです。大量に発生した場合は、スミチオン乳剤の1,000倍液などを散布して防除します。ちなみに、ナナホシテントウムシはアブラムシを食べてくれる益虫です。

Q. 収穫期になったら、急にしおれて枯れてしまいました。

A. 接木苗を利用し、青枯病を回避します。

収穫期になって急にしおれて枯れてしまうのは、青枯病にかかったもので、致命的な病害です。ナス科作物を連作すると発生しやすくなります。対策としていちばん確実なのは、3~4年間、ナス科作物を休閑することです。それが無理な場合は、接木苗を利用します。青枯病に耐病性の台木と接木されているので安心です。

Q. 梅雨明けに葉が黄色くなって落ちてしまいました。

A. 潅水不足を避け、ハダニの防除をします。

7月の梅雨明けで空気が乾燥してくると、収穫続きで樹が疲れ始めたナスの株に症状が目立つようになってきます。ひどくなると葉が黄色くなるだけでなく、落葉するようになり、収穫が途絶えてしまうことにもなります。このような時、葉の裏を見ると、体長0.3~0.4mmの小さい赤色のダニが動き回っていることがわかります。対策としては、発生のし始めに注意して、早めに防除をします。このとき、葉の裏側にも薬液がよくかかるよう、丁寧に散布することが大切です。また、ダニ類は薬剤抵抗性がつきやすいので、薬剤の種類を変えるようにします。ダニは乾燥を好むので、潅水不足にならないよう心がけます。地面に敷きわらなどをして、乾燥防止をはかることも予防に役立ちます。

ピーマン

Q. 葉や実が虫に食べられます。

A. ヨトウムシの被害に注意します。

葉を食い荒らされる被害が比較的多く、これはヨトウムシのしわざです。周囲に草むらがある場合などは、とくに多くなります。日中は土中にひそみ、夜行性です。茶褐色で気門部に三角形に近い黒色斑のあるハスモンヨトウは、ヨトウムシよりも雑食性が強く、大敵です。見つけ次第、捕殺します。

Q. パプリカとピーマンの違いは?

A. パプリカは色とりどりの完熟ピーマンをさします。

近年、わが国でも色とりどりの大型ピーマンが売り出され、パプリカの名前をよく聞くようになりました。パプリカは、はじめハンガリーから輸入された赤色、平形のピーマンにつけられた名でしたが、オランダからの輸入が増えるにつれて、それらの大型ピーマンをパプリカと呼ぶようになってきました。赤、黄、オレンジ、紫、白、黒、茶など7色もあり、いずれも完熟のためにピーマン独特の強い臭みが少なく、甘味があるので、彩りとともに食べやすく、人気が出てきています。

キュウリ

Q. 曲がり果や尻太果が増えてきました。

A. 速効性の化成肥料などを施し、草勢を回復させます。

キュウリは、果実がとれはじめてからしばらくの間は色や形のよい整形果が多くとれるのですが、次第に曲がり果や尻太果が多くなってきます。対策としては、一日も早く樹勢を回復させることです。肥大半ばの果実はできるだけ取り除いて、速効性の化成肥料などを施し、乾いていたら潅水します。

Q. 葉に黄褐色の病斑がついてしまいました。

A. べと病、炭そ病などが原因です。

畑に植え付けてようやく伸び始める頃に、下葉のほうに黄褐色の病斑がつき始めることがあります。葉脈と葉脈の間を塗りつぶすように径1~2cmの角張った病斑がでるのは「べと病」、径1~1.5cmくらいの円形の病斑がでるのは「炭そ病」、葉の周辺部に近いところに小さく出るのは「斑点細菌病」です。肥料不足のときや、込み合って風通しの悪いとき、雨上がりのときなどに出やすく、いずれもキュウリの大敵で、致命的な被害を受けることもあります。対策としては、発見次第できるだけはやく、ダコニール1000やジマンダイセン水和剤などを葉の表裏によくかかるように、丁寧に散布します。雨上がりに散布するのがいちばん効果的です。そのとき、多量の病斑が集中的についている葉は取り除いてから薬剤をかけるようにします。

Q. 葉に白い粉のようなものがついてしまいました。

A. うどんこ病が原因です。

これはうどんこ病で、梅雨明けの頃から発生が多くなってきます。出始めは淡黄色でうっすらと白粉をまぶしたような円形の病斑ですが、次第に白粉が濃くなり、ついには全面が白粉に覆われ、茎にも出て、葉が枯れたようになります。対策としては、発見次第、早めにトリフミン水和剤やモレスタン水和剤などを散布します。また、うどんこ病に抵抗性の品種も販売されていますので、それを利用します。

スイカ

Q. つるばかり伸びて、実がつきません。

A. 粗植えにして窒素過多を防ぎ、人工交配で確実に着果させます。

最も大きな影響を及ぼしているのが天候条件です。特に開花するまでの1週間くらいの日照不足は、花の素質が悪化し、健全な花粉が少なくなるからです。このような条件下でも、株間にゆとりをもって植え付けてあり、元肥の量が適当であれば、人工交配によって高い着果率を確保できます。着果を確実にするためには、まず株間1mくらいの粗植えにし、3本仕立てとして、つるが込み合わないようにします。そして元肥は堆肥と発酵鶏糞少量とし、窒素成分が過多にならにようにしておき、一番果がピンポン玉くらいの大きさになった頃に1回目の追肥をするように心がけます。人工交配は開花した日の朝9時頃までに雄花の花弁を取り除き、葯をむきだしにして、雌花の柱頭に軽くなすりつけます。

Q. 果実が肥大した頃、急にしおれて枯れてしまいました。

A. つる割病におかされたためです。

梅雨明けの頃、最も発病しやすく、始めは急に水不足になったようにしおれ、2~3日で枯れてしまいます。この病原菌は、胞子や菌糸の形で、土壌中で越冬します。スイカの茎などと一緒に土壌中にあると、3~4年以上も生存しているので、連作畑では極めて発病の危険性が増します。従って、同じ畑には、4~5年の間はスイカをつくらないようにします。この病害は、同じウリ科でもユウガオ、カボチャなどには発病しないので、これらを台木とした接木苗を利用すれば、同じ畑に連作することができます。価格は高くても、接木苗を求めることをおすすめします。

Q. 収穫の適期は?

A. 開花後50~55日です。

収穫の適期は、開花後50~55日です。交配時にその日の日付を書いたラベルをつけておき、50~55日後になったら試しどりして食べてみます。熟していれば、同じ日付のものは熟度が良いということになります。また交配日がわからない場合は、次のような外観、打音で見分けて収穫します。果形………肩の張りが良くなる。花落ち部分がへこみ、周辺の張りが出てくる。
色沢………若いつやが失せ、光沢がにぶくなる。
触感………花落ち部分を指先で押すと、弾力が感じられる。
打音………指の腹でたたくと濁音を発する。
巻きひげ…果実のついている節から出た巻きひげが枯れる。

トウモロコシ

Q. 実入りがばらばらで、歯抜けになってしまいました。

A. 完全な受粉を心がけます。

トウモロコシの花は、雌雄異株で同じ株につきます。生育が進むと、まず、雄穂が先に伸びて開花し、その数日後に雌穂の絹糸が伸びてきて、上からの花粉を受けて受粉が行われます。この受粉が完全に行われないと実入りがばらばらになってしまいます。栽培する株が1~2株しかないようなときには、飛散する花粉粒が少ないうえに、風で外へ飛散してしまうものも多く、上手く交配が行われない率が高く、実入りがばらばらになりやすいので、1ヶ所に10株以上、複数列にまとめて栽培することをおすすめします。

Q. 実の中に虫が入っていました。

A. アワノメイガのしわざです。

トウモロコシはアワノメイガの被害を受けやすく、幼虫が茎や実の中に入って食害します。対策としては、デナポン粒剤5を散布します。まず、雄穂が出始めた頃に、雄穂部分にひとつかみずつふりかけます。そして雌穂の絹糸の出始めに、絹糸部分にもうひとつかみずつふりかけます。また、スミチオン乳剤やトレボン乳剤を散布する方法もあります。

Q. 収穫の適期は?

A. 雌穂の毛(絹糸)が茶色になって縮れた頃です。

トウモロコシの収穫適期は、花粉がついて受精してから3週間くらいたち、雌穂の絹糸が茶色に縮れた頃です。試しに1本皮をめくって中の実の様子を確かめてみます。トウモロコシの収穫適期は短いので、取り遅れないよう注意します。

イチゴ

Q. 古い葉は取り除くほうが良いですか?

A. 病害や害虫が発生するので取り除きます。

イチゴの葉をよく見ると、元の葉は次第に小さくなり、葉の色つやも悪く、一見して老化した様子がうかがわれます。あとから出た若い葉の下になって、役目が終わったように見えます。事実、これらの葉は同化機能が低くなり、そのままにしておくと、病害や害虫の発生のもとになるので、新葉が育つにつれて、随時、葉の付け根からかき取るようにして摘葉します。 こうすることにより、新しく伸びてくる葉の展開も早まってきます。

オクラ

Q. 畑に植えたら下葉が落ちてしまいました。

A. 低温を避け、適期に栽培します。

オクラはアフリカの原産で、高温を好む性質がありますので、十分暖かくなってから植えないと失敗してしまい、霜にあうと枯れてしまいます。畑に植えたら次第に生育が鈍り、葉がほとんど落ちてしまったという声をよく聞きますが、これは低温の害と言って間違いないでしょう。しかしあまり遅くまくと、盛夏に入るまでに一人前になりにくく、また、花つきも少なくなってしまいます。特にオクラは初期の生育がゆっくりですので種まきが遅れると、収穫できる期間が短く、十分な成績が上がりません。適期の栽培が大変重要です。

Q. 果実にイボ状の突起ができてしまいました。食べても大丈夫?

A. 肥料不足が原因ですが、食べても差し支えありません。

光線不足や低温が主な原因で、オクラの果実にごま粒から米粒大の小さな突起物が生じることがあります。これをオクラのイボ果といいます。これは肥料不足(特に窒素)や土壌の過湿によっても発生します。植物の生理障害の一種ですから、人間が食べても差し支えありません。この症状が出はじめたら、追肥をして株のまわりの土を、根を切らない範囲で軽く中耕し、根に酸素を供給してやります。株間が狭く葉が重なり合って日当たりが悪くなっているようなら、果実の下一枚を残して、その下の方の葉は取り除いてしまいましょう。

エンドウ

Q. 同じ場所に連作したら、うまく育ちませんでした。

A. 同じ場所での連作は3~4年は避けます。

エンドウを連作するとうまく発芽しなかったり、発芽しても根が次第に腐ったり、地ぎわの茎の部分が褐変し、早く枯れあがったりしてしまいます。これをいや地現象といい、一度作った畑で、続けて同じ作物を栽培できないとされています。これは土の中に病原菌が残ったり、根からの分泌物が生育の邪魔をしたりするためです。同じ場所での栽培は3~4年は見合わせ、他の種類をつくるようにした方が無難です。 

Q. 葉に白っぽく落書きしたような模様がついてしまいました。

A. ハモグリバエの幼虫による食害には、種まき時に薬剤をまいておきます。

春先になって、茎葉が盛んに伸びはじめたころ、白っぽく線を書いたような模様がつくことがあります。これはハエの一種であるハモグリバエの幼虫(体長2~3mmくらい)が、葉の表皮にもぐって、内側の葉肉をトンネル状に食害して回ったあとです。穴を開けたりしないので、致命的な害はありませんが、ひどい時には葉の緑の大半を食いつくしてしまい、全体として生気がなくなり、良い実をつけなくなってしまいます。種まきの時に、エチルチオメトン粒剤を1株当たり1gくらいばらまいておくと、予防効果があります。まき穴を掘ってこれらの薬剤を施し、土を2~3cmほどかけてから種をまきます。この害虫は、3月頃から被害が現れ、5月頃に最も激しく加害するので、春先になって食害に気付いたら、早めにアファーム乳剤などを散布します。症状がでた葉は一部でも、すでに他の葉の中にも産卵されていることが考えられるので、全体にかけてやることが大切です。

インゲンマメ

Q. 葉が縮んだり、黄変してしまいました。

A. ウイルス病、アブラムシ、ダニなどの被害が考えられます。

若い本葉の数が次第に増え始め、順調に育っていたインゲンマメの葉の縁が、急に巻いたように縮みはじめることがあります。このような症状は、アブラムシの被害による場合が多く、葉を裏返してみると、すでにアブラムシが増えはじめています。少ない時は手ですりつぶしますが、間に合わないときは早めにマラソン乳剤、オルトラン水和剤などを散布して防ぎます。他の作物と同様に、アブラムシはウイルス病を伝染しますので、放っておくと株全体が縮んでしまい、生育を害します。梅雨明けのころからインゲンマメの葉が次第に白っぽくなり光沢を失い、やがて黄変、ついには落葉してしまう症状が出ることがあります。このような葉の裏にはたくさんのハダニが寄生している場合が多いのです。出はじめによく注意し、軽いうちに殺ダニ剤を散布します。  

Q. マメ科野菜でも肥料は必要ですか?

A. 若さやをたくさんとるには少し肥料を与えます。

マメ科植物は、根に寄生している根瘤バクテリアの働きによって、空気中からの窒素分を固定し、栄養源として利用する力を持っています。そのため、一般の野菜作りに一番必要とされる窒素分は、あまり多く与える必要がありません。しかし、インゲンの生育は非常に早く、また初期の生育を促すことによって、早くたくさんの収量をあげることができる性質を持っています。豆類といっても若さやを利用するので、他の豆類よりは肥料分を多めにする必要があり、特に、初期生育を促すように、早い時期に肥効が現れるように与えることが大切です。前作の肥料がたくさん残っているようなときは元肥の必要がありませんが、普通の畑なら種まきの時、少量の堆肥と化成肥料を施すようにします。

エダマメ

Q. さやつきが悪くて困っています。

A. 土の乾きすぎ、茎葉の込みすぎが主因です。

エダマメはどちらかというと、保水力のある重い土壌のほうが、さやつきがよく、実どまりも多いのですが、比較的土壌適応性の幅が広く、各種の土壌でよく育ちます。しかし、火山灰土のような軽い土壌では、茎葉はよく繁茂しますが、むしろ繁茂しすぎて実どまりが悪くなりがちです。とくに、乾燥した場合に余計に悪影響がでやすく、品質も悪くなりがちなので、乾くようなら潅水をして適湿を保つようにします。また、エダマメは強い光線を必要とするので、日当たりの悪いところでは良い実をたくさんつけてくれません。同じように、密植しすぎて茎葉が込み合っても、お互いに光をさえぎるので、実どまりが悪くなります。できるだけ日当たりの良い場所を選び、密植しすぎないよう注意します。軽い土壌での栽培や、品種として中生、晩生を用いるときには株間を広く取ることが大切です。また、本葉5~6枚の頃に摘芯すると、わき芽がよく伸び、さやつきも良くなります。

ソラマメ

Q. 発芽が上手くそろいませんでした。

A. 深くまきすぎない、乾かさないことが重要です。

ソラマメの種子は大きいので、発芽には酸素と水分を多く必要とします。そのため大きいにもかかわらず、そろってよく発芽しないで失敗することがあります。とくに一寸系大粒種に失敗例が多くみられます。深くまくと酸素不足になりやすいので、よく発芽させるには深くまきすぎないことです。おはぐろを斜め下方に向けて土に挿し込み、種子の尻部が地上にのぞいているくらいに浅まきをすることです。鉢で育苗する場合には、このように浅まきすると種子の部分が乾きやすいので、潅水は入念にします。

Q. 葉が縮み、大きな実がとれませんでした。

A. アブラムシの防除が第一です。

主原因はウイルス病です。この病気はアブラムシが媒介しますから、これを防ぐことが第一です。秋のうちからつきはじめますが、とくに発生しやすいのは、気温が上昇しはじめる3月以降、分枝により株元が込みはじめた頃からです。若い茎やさやに緑や黒紫色のアブラムシが群生し、汁液を吸収するので、生長がどんどん衰えていきます。防除法としては、種まきの前に、まき溝に浸透性殺虫剤のエチルチオメント粒剤を散布しておきます。そして、春先、株元に近い込み合った部分をよく調べ、葉裏にアブラムシの発生がみられたら、早めにマラソン乳剤などを散布して防ぎます。この他、種子伝染によるウイルス病が早いうちに発病するので、ひどく縮んだ株を見つけたら、早いうちに抜き取ってしまいます。

ラッカセイ

Q. 収穫した後の調製の仕方は?

A. よく乾かした後、茎葉からさやをとりはずします。

葉が少し黄変した頃に抜き取って、畑でよく乾かした後、茎葉からさやを取りはずします。その後さらに、晴天日に2~3日乾かしてから貯蔵し、必要に応じてさやを割り、子実を取り出して利用します。なお、来年の種子用にする場合にも、さやごと貯蔵しておき、種をまく前にさやから取り出すようにします。

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