3 今後の同和問題解決のための基本目標

 

 部落差別は、差別の結果として生じている格差の是正のみならず、地区住民の自立と自己実現及び豊かな人間関係の創造を図り、差別を生み出している原因である社会システムの変革を進めるとともに、周辺地区住民との交流やコミュニケーションを図る継続的な取り組みを通じて相互理解を促進し、住民相互が協力して人権文化を構築するまちづくりを進めていくための協働関係を創り出すことによって解消し得るものである。

同和問題の解決を目指す取り組みが、法切れという大きな転換点を迎えた現在、今後の同和問題解決のための施策の目標は、部落差別を無くし、周辺地区と一体となったコミュニティの形成を図り、全ての人の基本的人権が尊重される明るく住みよい社会の実現を目指すことである。

 よって、次の3点を今後の同和問題解決のための基本目標とする。

@市民の人権意識の高揚を図るための条件整備

A地区住民の自立と自己実現、豊かな人間関係の創造を図るための条件整備

B地区内施設を活用した住民交流を促進するための条件整備

 

次ページへ

前ページへ

目次に戻る