1.都市と環境が調和するまち 2.いきいきと働ける集いと交流のあるまち 3.誰もが自由に移動しやすい安全に暮らせるまち 4.市民が支えあい健康で自分らしく暮らせるまち 5.心豊かな“よっかいち人”を育むまち

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目指すべき都市像 (みんなが誇りを持てるまち四日市)
〜安心、元気・魅力、絆のあるまちを目指して〜

本市は、古くから宿場町や市(いち)の町として、また、近年においては、全国有数の工業都市として発展してきました。一方、経済発展の過程で、公害が発生し、その克服に向けて市民・事業者・行政が一体となって環境改善に取り組んできました。本市がたどってきた歴史や、先人が残した都市基盤や文化遺産などの既存ストックを、有効に活用していくとともに、新たな社会経済情勢に柔軟に対応できるまちを目指します。

まずは、本格的な人口減少・少子高齢社会の到来に向けて、あらゆる世代が住みなれた地域で安心して暮らせる仕組みを構築することが求められています。そこで、充実した医療・福祉環境のもとで、高齢者や障害者、子どもなど、あらゆる世代が安心して生活し、生涯を通じて自分らしさを保ちながら暮らせるとともに、子育て世代が未来を担う子どもたちを安心して産み育てられるまちを目指します。また、環境改善の取り組みの中で培ってきた知恵を活かし、誰もが快適な環境の中で生活できるまちを目指します。さらに自然災害に対する十分な備えもあり、防犯体制などが充実した、誰もが安心を実感できるまちづくりを進めます。

次に、経済が低成長の時代においても、まちの賑わいを創出し、生活の質を向上していけるような、都市の元気と魅力を生み出すことが求められています。

厳しい都市間競争がさらに加速する中で、日本のものづくり産業を支える中部圏の西の枢要な自立都市にふさわしい産業再生、産業立地を促進するとともに、それを支える都市基盤を整備し、生活の豊かさが実感でき、活力あふれた経済活動が展開できるまちを目指します。また、鈴鹿の山並みや豊かな水の恵みなどの美しい自然環境、また港まちとしての歴史や多彩な地場産品、文化財など、四日市の持つ地域資源を最大限に活かし、広く市内外に情報発信するとともに、環境改善に向けた取り組みやその過程で培った知識や技術などを、広くアピールすることで、都市イメージの向上を図ります。また、問題解決能力や豊かな人間性を育むことができる特色ある教育を推進するとともに、文化やスポーツに気軽に親しむことで生活の質を向上させ、元気と魅力にあふれるまちづくりを目指します。

さらに、少子高齢化の進展や生活様式の多様化に伴い、互いに支えあって生活する社会風土や地域社会の一体感が希薄化している中で、まちづくりを支える多様な人材がそれぞれの能力を発揮し、互いに連携し合うことで、人とのつながりや温かさを感じることのできる絆づくりが重要です。

そのため、これまで地域社会を支えてきた地域コミュニティをより一層強固なものにするとともに、福祉や環境、防犯など、さまざまな分野における市民活動を支援できるような環境整備をし、市民協働のまちづくりを進めます。また、さまざまな施策を展開する上で、新しい公共を中心に据えていくことで、自助・共助の機能が充実したまちを目指します。そして、個人がお互いに信頼を深め、ともに支えあうことができるよう連携することにより、人と人の絆を実感できるまちを目指します。

以上のようなまちづくりを進めることにより、市民や事業者など、本市に関わりを有するあらゆる主体が「住んで良かった」「住み続けたい」と実感でき、市外からも「訪れたい」「住みたい」と思ってもらえる、「みんなが誇りを持てるまち四日市」を実現していきます。