(趣旨)

第1条　この要綱は、四日市市立図書館規則(昭和48年四日市市教育委員会規則第8号)(以下、「規則」という。)第27条の規定に基づき、四日市市立図書館(以下、「図書館」という。)が、視覚障害、発達障害、肢体不自由その他の障害により視覚による表現の認識が困難な者(以下、「視覚障害者等」という。)へのサービス(以下、「視覚障害者等サービス」という。)を実施するに当たり、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(視覚障害者等サービス)

第3条　図書館は、視覚障害者等サービスとして次の各号に掲げる事業を行うものとする。

(利用者)

第4条　前条に規定する視覚障害者等サービスを利用できる者(以下、「利用者」という。)は、次の各号に掲げるものとする。

(利用手続)

第5条　利用者が、初めて視覚障害者等サービスを利用しようとするときは、本人又は代理人が来館又は郵送、ファックス、電子メール等の方法で、図書館に申し出るものとする。

(対面読書)

第6条　利用者は、規則第2条に規定する開館時間に、対面読書を受けることができるものとする。

(書籍等及び機器の館内利用)

第7条　利用者が、書籍等及び機器を館内利用しようとするときは、図書館員の指示により行うものとする。

(点字資料等の貸出し及び製作)

第8条　点字資料等の貸出し及び配信サービスを利用する者(以下、「館外利用者」という。)は、直接又は郵送により、点字資料等の貸出しを受けることができる。

(配信サービス)

第9条　館外利用者は、配信サービスによりインターネット又は電子メールで、特定書籍等の提供を受けることができる。

(書籍等の複製)

第10条　図書館が書籍等を複製するときは、著作権法の規定を遵守して行うものとする。

(協力者)

第11条　図書館は、視覚障害者等サービスの充実を図るため、協力者の確保に努める。

(補則)

第12条　この要綱に定めるもののほか、この要綱の施行に関し必要な事項は、館長が別に定める。