2.下水処理の仕組み(あなたの家庭や工場の排水をきれいにするには)
- 生活排水
- 台所、風呂、トイレなどの汚水は、直接下水管へ流されます。
また、雨水は雨水管を流れて、雨水ポンプ場を通り、川や海に放流します。 - マンホール
- 下水管の清掃や修理などの維持管理のため設けます。
- 工場排水
- 工場で発生する汚水は、有害物質を含んでいる場合があることから、
除害施設で有害物質を取り除いた後、下水道管へ流されます。 - 中継ポンプ場
- 下水管は下流へ行くほど深くなっていくため、一定の深さのところでくみ上げ、浄化センターへ送ります。
- 沈殿池
- ここをゆっくり流れる間に、土砂類は底に沈みます。
大きなごみは、スクリーンで取り除きます。 - 最初沈殿池
- さらにゆっくりと汚水を流して、細かい汚れを沈殿させ、たまった汚泥は、汚泥処理施設へ送られます。
- 反応タンク
- 汚水に活性汚泥を加え、空気を吹き込み混合します。
微生物の働きにより、水の汚れが綿のような固まりとなって、沈みやすくなります。 - 最終沈殿池
- 汚水中の固まりを沈殿させ、汚泥処理施設へ送られます。
- 消毒槽
- きれいになった水は、ここで消毒され川や海に放流します。
- 汚泥濃縮槽
- 沈殿池から送られてきた汚泥を沈めて濃くします。
- 汚泥脱水設備
- 濃くなった汚泥に薬品を加えた後、脱水機により水分と固形物(脱水ケーキ)に分けます。
- 汚泥焼却設備
- 脱水ケーキは焼却され、灰はセメント原料として再利用します。