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2003 YOKKAICHI
 
特集 道路交通法の一部改正
ルールを守って交通事故のないまちに

 

 

 交通安全はみんなの願いです。
自動車運転者も歩行者や自転車利用者も交通ルールをしっかり守り、交通事故のない、安全な社会にしたいものです。
 交通事情に応じて、一層事故防止を図るため、道路交通法が一部改正され、6月1日から施行されました。
飲酒運転は絶対ダメ
 昨年の県内の交通死亡事故は109件でした。そのうち10件が飲酒運転によるもので、前年比2件増でした。飲酒しての運転は、通常よりも判断力や瞬時の対応力などが低下し、事故の可能性が非常に高まります。絶対に行ってはならない危険な行為です。
道路交通法などの主な改正点
 今回の改正では、酒酔い運転やひき逃げなど悪質・危険な運転行為を一般の違反から区分し、「特定違反行為」として厳罰化されました。同行為とされる違反では、従来よりも違反基礎点数が増加され、免許取り消し後、再び取得できるまでの期間(欠格期間)が最長10年となります。「酒酔い運転」では前歴がない場合、欠格期間が従来の2年から3年となります。特定違反行為以外でも、飲酒運転は厳罰となり、「酒気帯び運転」でも即、免許取り消しとなります。
■飲酒運転での罰則(前歴なし)
飲酒運転での罰則(前歴なし)
高齢者にとって車は大切な移動手段心掛けたい安全運転
 高齢社会が進むにつれ、高齢ドライバーによる交通事故も増えています。昨年の75歳以上のドライバーによる交通事故は全国で約3万件で、10年前の2.75倍となっており、年齢層別では最も高い伸びを示しています。
道路交通法などの主な改正点
 今回の改正では、高齢者ドライバーに安全運転を続けてもらうため、75歳以上の人は運転免許更新時に「講習予備検査(認知機能検査)」を受けることになりました。検査の結果に基づいた「高齢者講習」を受講した上で免許が更新されます。検査の結果によっては、免許の停止や取り消しが行われることがあります。
■認知機能検査とその結果の流れ
飲酒運転での罰則(前歴なし)
 
 県内の今年の交通事故死者数は5月末現在で48人です。そのうち65歳以上の高齢者は26人で、全体の54.2%を占めています。これは県内人口に対する65歳以上の高齢者の割合が23.1%であるのと比べ、非常に高いものです。26人のうち歩行中が10人、自転車乗用中が6人で、交通弱者の被害が目立っています。ドライバーは高齢者を見掛けたら減速し、その動きに注意を払いましょう。また、高齢者自身も交通ルールを守り、横断歩道のない個所の無理な横断などの危険な行為をしないようにしましょう。
■年齢層別交通事故死亡者数
(三重県、平成21年5月末現在)
年齢層別交通事故死亡者数 
 

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