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>> 限りある農地の有効利用
2009/8月下旬
農地は米、野菜などの生産だけでなく、自然環境の維持、美しい緑の景観形成、水害の防止、気温緩和など、さまざまな恩恵を与えてくれます。農地保全のため、農業従事者の育成や支援、市民による菜園の利用促進、農地法などによる利用集積など、さまざまな取り組みを進めています。
市では、農業の維持、発展や農地の保全、有効利用を図るため、農業へのさまざまな支援策としてアグリクリエイター創生※事業を推進しています。
※
アグリは“農業”、クリエイターは“新しいものに取り組む人”、
創生は“創り育てる”という意味です
経営の多角化や商工業者と連携した生産、集落営農組織や認定農業者の育成、支援など、農業の新たな可能性を開発する取り組みを支援します。
新規就農のための技術支援や機械・施設などの初期投資の支援、研修受け入れ農家への支援、企業の農業参入促進など、農業の新たな担い手の確保、育成を行い、農地の有効利用を図ります。
意欲ある担い手への農地の集積、農家やNPOが開設する市民農園の支援や、耕作放棄地を農地に復元するための支援など、農地の活用を進めます。
市民が地元農業への理解を深める農業体験や食育活動などを進めるとともに、地産地消の推進や地元ブランドの育成、PRに努めます。
市では昭和58年より順次市内15カ所、計567区画の市民農園を開設し、農地を持たない市民に小区画の農地での野菜や花づくりの場を提供しています。
また、平成18年よりNPO法人などによる市民農園も開設されており、多くの市民が利用しています。
NPO法人などによる市民農園
区画数
(1区画の広さ)
1区画の
年間利用料
自然体験村プチレンタルファーム
水沢野田町
25
(20m
2
)
4,000円
下海老第1・第2農園
下海老町
92
(66m
2
)
4,000円
橋北ふれあい農園
高浜町
32
(20m
2
)
(10m
2
)
4,000円
2,000円
グリーンシニアカレッジ
山田町
18
(220m
2
)
50,000円
農地の利用を促進し、その保全を図るための制度として、農用地利用集積計画制度があります。これは、所有はしているが耕作できない人などの農地を、農業の規模を拡大したい人などに貸したり、売ったりする制度で、農業委員会が両者の間を調整し、市が手続きを進めるというもので、農地法とは別の制度です。この貸借では、借用者は借用期間中は安心して耕作ができ、貸出者は期間後はスムーズに返却が受けられます。また、売買では税制面の優遇措置があります。
農用地利用集積計画制度のながれ
農地を転用する場合は、農地法に基づき、市長または県知事などの許可が必要です(ただし、市街化区域内の農地転用は、農業委員会にあらかじめ届け出を行えば許可を要しません)。
収穫後の稲わらは、台風などの大雨により流れ出し、排水溝に詰まって、洪水の原因になることがあります。稲わらは農地に放置せず、すき込んでいただくようご協力をお願いします。すき込みをすることで土作りにも役立ちます。
●この特集についてのお問い合わせは
農水振興課 TEL 354‐8180 FAX 354‐8307
農業委員会事務局 TEL 354‐8271
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