HOME >> “ほじょ犬”を知っていますか? 2007/12月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:“ほじょ犬”を知っていますか?
“ほじょ犬”って知っていますか?
特集:身体障害者まちで目や耳、体の不自由な人を助けて、一緒に行動している犬を見掛けたことがありますか?その犬たちは特別に訓練され、障害者を助ける大切な役割を担っています。
“ほじょ犬”ってどんな犬?
不自由な人の行動をお手伝いします
 “ほじょ犬”はペットではありません。目や耳、体の不自由な人のために働く盲導犬、聴導犬、介助犬のことで、正式には「身体障害者補助犬」といいます。法律で認められており、障害者が小売店やホテル、飲食店などに同伴することができます。
盲導犬  目が不自由な人にまちで段差や曲がり角を教えたり、障害物を避けながら安全に誘導するのが仕事です。 だれにも分かる目印を付けています。 補助犬はハーネス(胴輪)や胴着に目印を付けています。盲導犬は白または黄色のハーネス、介助犬、聴導犬は「介助犬」「聴導犬」と表記した目印を付けています。
介助犬  体が不自由な人の手足となって働きます。ドアを開けたり、電気を付けたり、ベッドへの移動を助けるなど障害に応じて活動します。
聴導犬  耳の不自由な人に音を知らせます。お湯の沸く音、ドアのチャイム、電話、車のクラクションなどを伝えます。
まちで出会ったら?
お仕事中なので温かく見守って
 まちで表示を付けている補助犬は仕事中です。仕事中は飲んだり食べたり遊んだりできません。犬に声を掛けたり触ったりせず、温かく見守りましょう。
  また、補助犬は訓練されている犬ですが、何でもできるスーパードッグではなく、初めて訪れる場所などは、補助犬でもガイドできません。補助犬使用者が困っているときは、「何か手伝うことはありますか?」と声を掛けてあげてください。
こんなところで出会ったら
コンビニで レストランで バスで
コンビニで レストランで バスで
 補助犬はきちんと手入れされ、とても清潔です。食品売り場にいても不安になる必要はありません。  使用者の食事中、補助犬はほかのお客様の迷惑にならないようおとなしく待機します。  補助犬は交通機関利用時の訓練を受けており、適切に行動します。
盲導犬の活躍が当たり前に見られるまちに
伊藤時男さん(高見台)
伊藤時男さん(高見台) 7年半前に盲導犬協会からヒース号(現在9歳)を借り受けました。それまでの外出時は市派遣のガイドヘルパーさんの協力を得たりしていましたが、以後は、いつでも自由に外出ができるようになりました。
 一方で、飲食店などへの盲導犬の入店を拒否されたこともありました。平成14年の身体障害者補助犬法制定後は改善されましたが、まだ無理な店もあります。盲導犬は人に迷惑を掛けないように訓練され、衛生面でも毎日、ブラッシングや耳や歯の手入れをして清潔です。市内では、まだ盲導犬が2頭ですが、これからも、皆さんが正しく理解していただき、多くの盲導犬が活躍するまちになってほしいと思います。
補助犬の使用者の責任
いつもシャンプーなどをして衛生的、社会マナーも訓練されています
 使用者は補助犬の衛生・健康管理と行動管理の責任を負っています。犬はシャンプーやブラッシングによって衛生的に保たれ、定期的に健康診断や予防接種を受けています。排泄は決まった所で行うなど社会マナーもきちんと訓練されています。
お店での受け入れ・啓発
ほかのお客様にステッカーなどで案内を
 スーパー、飲食店、ホテルなど事業をしている人は、補助犬を受け入れていることを示すステッカーやポスターを活用しましょう。掲示されていることで、ほかのお客様の理解も得られやすく、効果的です。
補助犬をお貸しします
 補助犬を必要とする人に無償で貸与を行っています。
<ご相談・お問い合わせ>
三重県健康福祉部地域福祉室
059-224-2256、FAX059-224-2919

●この特集についてのお問い合わせは 障害福祉課 TEL 354‐8171 FAX 354‐3016
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