HOME >> 市民主体のまちづくり 2004/10月上旬
2003 YOKKAICHI
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特集:市民主体のまちづくり
名水百選のまちでメダカが泳ぐビオトープづくり
「智積自然の会」 
めだかの学校校長 芳山末一さん(智積町)
「智積自然の会」
めだかの学校校長 芳山末一さん
(智積町)
初瀬ビオトープの谷めだかの学校(智積町) 里山の谷間にある棚田跡を借り受け、平成11年にクロメダカをはじめ多くの生物がすむ「初瀬ビオトープの谷・めだかの学校」をつくりました。会員は約50人です。湧き水が流れ込む池にはスイレンが咲き、メダカが泳ぎまわる光景は、昔ながらの自然のままの姿で、地元の人ばかりでなく、県外からも見学があります。市内の小学校の子どもたちも見学に訪れたり、草刈りを手伝ったりして、生きた教材として利用されています。また各校にメダカを配ったりもしています。 「里山は先祖からの預かりもの。私たちで守って次の世代に手渡していきたい」という想いを込め、みんなで楽しみながら活動しています。
竹林の保全活動を通じ、地域づくりのアイデアもどんどん
かわしま里山を愛する会の皆さん
かわしま里山を愛する会の皆さん
竹林 竹林を中心に里山が豊かであった川島地区も、住宅団地の開発で自然が減少したり、手入れをしないため荒れた里山や竹林が増えたりしてきました。その団地に住む私たちが少しでも自然をよみがえらせたいと、昨年2月に「かわしま里山を愛する会」(会長 井上完二さん)を結成しました。現在、会員は約150人で、常時20数名が竹林の手入れなどの活動をし、間伐した竹で竹炭を焼き、廉価で販売したり、近くの鹿化川に入れて浄化に役立てたりしています。竹炭は四日市駅前の「じばさん三重」でも販売しています。会に参加することで、いろいろな人と触れ合い、さまざまな地域づくりのアイデアが生まれたりもしています。地域づくりのお手伝いができることもこの活動の原動力になっています。
地区の緑化に役立てばとブロック塀をマキの木の生け垣に
佐藤誠也さん(駆出町)
佐藤誠也さん
(駆出町)
木の生け垣 3年前にブロック塀を取り払うとき、生け垣にしたいと思い、市の「生垣設置助成金交付制度」を利用しました。苗木は、昔、わが家にあったマキの生け垣がもう一度欲しいと思い、マキの木を選びました。苗木は順調に育ち、現在は高さ1メートル20センチ、幹もずいぶん太くなり、楽しみながらこまめに手入れしています。緑の生け垣はご近所の皆さんにも好評で、散歩の途中で生育状態などについて声を掛けられます。緑の少ない塩浜地区の緑化に少しでも役立てばと思います。
快適な環境づくりにみんなで建築協定
佐藤誠也さん(駆出町)
采女が丘
第二自治会会長 
伊藤恭治さん
環境を大切にした采女が丘団地のまち並み 「自分たちの住む環境は自分たちでつくり、守っていきたい」そんな地区住民の想いが1つになったのが建築協定です。協定では遊技場などを造らないことや塀の高さ制限、生け垣の推進、看板や広告物設置の原則禁止などが決められ、 采女が丘団地の91%、1063人が同意しました。建築協定は団地ができた当初にもありましたが、開発業者主体でつくられたもので、平成13年に期限が切れました。それを期に、今度は住民発意で「自分たちの想いをルール化しよう」と新たな協定づくりに取り組みました。準備段階では、地域の景観や環境保全のためのルールをみんなで話し合い、つくっていきました。協定を締結後は建築協定運営委員会を設け、みんなが協力し積極的にそのルールを守っています。こうした取り組みが評価され、平成15年に「魅力あるまちづくりの推進」で国土交通省から大臣表彰も受けました。
まちづくりホームページを開設しました

都市計画課まちづくり支援グループでは、まちづくりについてさまざまな情報を紹介したホームページを開設しました

http://www.city.yokkaichi.mie.jp/city-planning/machidukuri/

●この特集についてのお問い合わせは 都市計画課まちづくり支援グループ TEL:54-8214
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