HOME >> 大地震への防災 2003/8月上旬
2003 YOKKAICHI
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特集大地震への防災
あなたを守るのはあなた自身です
地震三兄弟を知ろう 「東海地震」、「東南海地震」、「南海地震」の3つの地震は、今世紀前半にも起きるとされる巨大地震です。
 これらの地震は、歴史的に一定の周期で発生しており、これまで大きな被害をもたらしてきました。中でも、震源域との位置関係から、本市と最もかかわりが大きいのが東南海地震で、前回(昭和19年)の地震では本市も大きな被害を受けました。
 地震関連の情報は、昨今、テレビや新聞などでも頻繁にかつ大きく取り上げられています。日ごろからこうした情報に対して関心を高めておきましよう。
日ごろから進めておこう大地震への備え
 阪神・淡路大震災では、犠牲者の死因の約90%が家屋の倒壊や家具などの転倒による圧死または圧迫死とされています。住宅の耐震補強をするのが最も効果的ですが、ほんの少しの工夫と努力で尊い命を守ることができます。
 また、日ごろから家族や地域で防災について話し合っておくことも大切です。
 
家庭での取り組み
●逃げ場となる空間を確保しよう
 家具や電気製品などの配置を工夫し、逃げ場となる安全なスペースを確保しておきましょう。特に、寝室にはできるだけ家具を置かないようにすることが大切です。
●家具の転倒・落下を防ごう
 背が高くて奥行きのない家具や電気製品は特に危険です。転倒防止用の金具などでしっかり固定しておきましょう。また、照明器具や棚の上のものなどはチェーンなどの活用で落下を防ぎましょう。
●非常持ち出し品を用意しよう
 被災地に救援物資が届くまでには、最低、3日かかると言われています。非常持ち出し品は、この3日間に必要になるものを厳選しておきましょう。乳幼児やお年寄りなどの家族構成を考慮することも大切です。
●避難する場所やルートなどを確認しておこう
 最寄りの避難所やそこまでの安全な経路のほか、家族が離れ離れになったときの連絡方法も確認しておきましょう。
地域での取り組み
●自主防災隊に参加しよう
 阪神・淡路大震災では、倒壊家屋から救出されたケースのほとんどが、家族や近所の人たちの手によるものでした。「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識で自主防災活動に取り組みましょう。
●自分たちのまちをよく知ろう
 橋やブロック塀、看板などの危険個所、消火栓や公衆電話など災害時に役立つものの場所を確認しておきましょう。
●隣近所のお宅のことを知ろう
 どの家庭に病人やお年寄り、乳幼児などがいるか知っておき、いざというときに手助けができるようにしましょう。
めがね、入れ歯、補聴器などは意外と盲点│いざという時はすぐ持ち出せるよう、非常持ち出し品はあらかじめリュックなどに入れておきましょう
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