HOME >> 住宅火災の防止「ちょっとの油断を炎が襲う」 2003/1月上旬
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これからは寒さが厳しくなり暖を取るなど、火を扱うことが多い季節になります。火の元には十分注意しましょう。火災は日ごろのちょっとした注意で防ぐことができます。また、火が出たら早く消火できる備えも大切です。
 火災の件数はここ10年間、ほとんど少なくなっていません。市内では昨年は143件(平成14年11月30日現在)の火災が起きています。火災の半数は建物火災で、その過半数は住宅火災です(グラフ(1))。火災で亡くなる人も毎年5、6人に上ります。火災防止のため、住宅の内装に燃えにくい材料を使ったり、安全装置付き調理・暖房器具が普及したりと住環境は改善されていますが、住宅火災は減っていません。火災を防ぐには器具などの備えに加え、火を扱う人の「心の備え」が非常に大切です。また放火による火災も増えています。
 火災が起きる前は、だれもがまさか自分が起こすとは思っていません。しかし、四六時中は注意できませんし、慣れて気が緩み、火を扱う時に「これぐらいは大丈夫だろう」と、つい思いがちです。火災は、そんな自信過剰や不注意、火に対しての知識不足から起こります。日常生活では、火にかかわることの一つ一つに十分注意して火災を防ぎましょう。
●人に早く知らせ、すぐに消火しましょう
●119番に連絡しましょう
●火が天井ぐらいまで上がったら消火器では消せませんから、避難しましょう
 火災には初期消火が最も大切です。しかし、119番通報から少なくとも約5分間は消防車は到着することができません。その間の適切な対応で火の広がりを防ぐこともできます。
出火にいち早く気が付くには
●火災警報器(ホームセンターなどで販売)を設置する
火災の拡大を防ぐには
●住宅用スプリンクラー(熱を感知して放水する器具)を
  設置する(設置については水道工事店などで相談)
●消火器を備え付ける(昨年発生した火災で初期消火に
  成功した34件のうち22件が消火器によるものです)
●消火器に書いてある有効期限に従って購入した店で容器や薬剤の点検をしましょう。

●消防署の名前を利用して消火器などを訪問販売する「かたり」による被害が発生しています。消防署では、そのような販売は一切行っていませんので、十分ご注意ください。
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