HOME >> 大地震への防災対策 2002/8月上旬
←前のページへ
 2000年10月に発生した鳥取県西部地震の規模は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)とほぼ同じだったにもかかわらず、犠牲者は出ませんでした。その理由は、地盤や人口密度などの違いはあるものの、(1)1943年に死者1000人以上を出した鳥取地震の経験を生かし、県が震度6を想定した防災計画をつくって訓練していたこと、(2)住民が阪神・淡路大震災の教訓に学んで適切な行動をとったことです。これは災害への日ごろの準備がいかに大切かを示しています。
 地震の時には消防車や救急車の到着に時間がかかったり、来ることができなかったりすることもあります。そこで、市内では自治会単位で「自主防災隊」が結成されています。自主防災隊は約500隊あり、担架、応急手当て用具などを備え、災害時には救助活動や避難誘導などを行います。また、災害に備え、日ごろから訓練を行っています。あなたもぜひ参加しましょう。
 一方、家庭では家具などが倒れないようにするなど、家の中から危険を無くすとともに、家の周囲のブロック塀が倒れたり物が道路に落ちたりしないように点検や補強をしておきましょう。家族みんなで避難所までの避難経路を確認をしておくことも大切です。
 市では、東海地震や東南海地震・南海地震、直下型地震など、発生が予想される大地震ごとにその震度と被害想定を行い、防災体制づくりを進めています。
東海地震では
 震度5強ではタンスなどの重い家具や屋外の自動販売機などが倒れることがある。自動車の運転は困難
南海地震では
 震度6弱では立っていることが難しく、壁のタイルや窓ガラスが壊れ、ドアが開かなくなる
東南海地震では
 震度6強では立っていられず、はわないと動けない。重い家具のほとんどが倒れ、戸が外れて飛ぶ
桑名・四日市断層による直下型地震では
 震度6弱から7。震度7では自分の意志で自由に動けず、大きな地割れや地すべり、山崩れが発生する
市民総ぐるみ総合防災訓練
 市では、毎年、「市民総ぐるみ総合防災訓練」を実施しています。今年は9月1日の防災の日に常磐地区を主会場として、桑名・四日市断層によるマグニチュード7.2、震度6弱〜7の直下型地震を想定して行います。このほか、9月1日を中心に各地区ごとの「地区防災訓練」を実施。内容は情報収集・伝達訓練、避難訓練、初期消火訓練、炊き出し訓練、応急救護訓練など、各地区の実状に応じたものです。
 一人ひとりの訓練の積み重ねが、もしものときに大きな力を発揮します。ぜひご参加ください。
消火器の使い方、あなたはご存知ですか?
この特集のお問い合わせは、防災対策課(TEL54-8119)へ
←前のページへ
Copyright(C) 2002 Yokkaichi City All rights reserved.