HOME >> まちとともに伸びゆく四日市港 2002/5月上旬
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特集 まちとともに伸びゆく四日市港 みんなの港がますます身近に
こんな経済効果が 四日市港経済効果調査 (平成11年度データ)多様な産業がかかわり市の経済活動の20%以上に貢献
 港がもたらす経済効果には、「直接効果」、「間接効果」、「波及効果」があります。「直接効果」は全効果の77%を占め、改修など建設に伴うもの、海運業や倉庫業などの港湾関連産業へのもの、貨物の搬出入など直接港湾を利用する産業へのものがあります。「間接効果」は、直接効果を受ける産業が資材やサービスを購入することで生じるもので、同13%を占めています。「波及効果」は、直接効果と間接効果による所得が生み出す衣・食・住などの消費需要が新たな経済活動を誘発する効果です。これら3つの経済効果は、市の経済活動の20%以上に貢献しています。
さらに北埠頭が完成すると
 現在、霞ケ浦北ふ頭に国際海上コンテナターミナルの整備を進めています。この施設は大型のコンテナ船に対応することができ、完成すると、さらに大きな経済効果が生まれます。総生産では781億円の増、純生産で574億円の増、市税で34億円の増が見込まれます。
船1層の入港による収入は?
 入港する船の種類や大きさによって、地元の事業者などに入るお金もさまざまです。代表的な船を例に計算してみました。
※右図参照
港の環境づくり環境と共生し、人に親しまれる港を目指して
 「四日市港港湾環境計画」は、これからの四日市港が自然環境の保全、快適な港湾空間の創造、港湾からの環境負荷の低減などを積極的に進めながら自然と共生し、人に親しまれる港になることを目指しています。この計画は5つの基本方針からできています。
基本方針1 人に親しまれるアメニティ豊かな港に向けて
富双緑地のイメージ図 港を眺めながら散策などが楽しめる緑地(富双緑地)を整備します。
 また、「四日市港ニュース」やインターネットなどによる情報発信を充実させるとともに、「港まつり」など海を生かしたイベントを開催していきます。
基本方針2 スムーズなアクセスと利用しやすい港に向けて
 市街地から港への円滑な交通網を実現するため、市のまちづくりと連携した施策を推進します。また、住居地から富双緑地へのアクセスを改善するため、国道23号に歩道橋を設置します。
四日市港の経済効果

船1層の入港による収入

港湾道路の整備にも環境に十分配慮
 霞ケ浦北ふ頭と第二名神みえ川越インターを結ぶ「霞4号幹線」のルートを検討しています。調査検討委員会を設置し、「環境と調和し、地域と共存共栄できる道路」を目指して、みなさんのご意見をいただきながら進めています。ホームページも開設していますので、ぜひご覧ください。
http://www.kasumi-4.com

環境協調型の防波堤基本方針3 自然を大切にし、自然とともにある港に向けて
 砂浜や干潟などの自然環境の保全、港湾の水質保全などに十分に配慮します。「環境協調型」の防波堤(霞ケ浦)の建設、環境に配慮した護岸の整備に努め、自然と共生する港の実現を目指します。
基本方針4 驚きを感動のある港に向けて
 緑地整備では、入港する巨大船や躍動する港湾施設、無数の光に包まれた夜のコンビナートなど、港の景観を楽しめる場所づくりを進めるとともに、旧港とその周辺では、海辺のプロムナードと歴史的港湾施設の活用で魅力的な空間を創造します。
 また、企業などの協力を得て、「四日市港色彩計画」を推進し、個性的で魅力的な港へイメージアップを図ります。
基本方針5 地域の環境保全に貢献する港に向けて
 四日市港管理組合は、港湾における環境への取り組みの先進的な役割を果たすため、環境マネジメントシステムを構築・運用し、国際規格であるISO14001の認証を取得します。
 環境負荷の低減および環境影響の改善に向けて、「環境方針」に基づき、「目的・目標」を定めて積極的に行動していきます。
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