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特集/自動車NOX・PM法
自動車の排出ガスによる大気汚染が深刻化する中、窒素酸化物(NOX)や粒子状物質(PM)の排出の抑制を図るため、平成13年6月に「自動車NOX・PM法」が成立しました。この法律では、四日市市も対策地域に指定され、排出規準を満たしていない車は登録できなくなります。この特集では、市民のみなさんが使用している車のうちのディーゼル乗用車や小型貨物自動車の車種規制を中心にご紹介します。
ディーゼル自動車などの排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOX)が、大気汚染の大きな原因の1つとなっています。また、その汚染が酸性雨などの要因ともなっています。そこで、自動車の排出ガスを抑制することを目的に、平成4年に、「自動車NOX法」が関東および関西圏の市区町村を対象に制定されました。 しかし、多くの地域で二酸化窒素の環境基準をクリアしていないことや粒子状物質(PM)が健康に悪影響を及ぼしているという問題(名古屋南部大気汚染公害訴訟)などを受けて、平成13年6月に、新たに粒子状物質抑制のための排出基準を設定した「自動車NOX・PM法」が制定されました。
今回の法改正により、三重県内では、四日市市、桑名市、鈴鹿市、長島町、木曽岬町、朝日町、川越町、楠町が対策地域となりました。この法律によって、対策地域では、平成14年10月1日から排出基準を満たしていない車の登録ができなくなります。ただし、すでに登録されている車については、車種および初度登録日(新車として登録された日)に応じて定められた使用可能最終日まで使用できます。
ディーゼル乗用車、普通貨物自動車、小型貨物自動車、大型バス、マイクロバス、特殊自動車のうち、対策地域に使用の本拠を有する車が規制対象になります。基準を満たしているかどうかは、おおむね車の型式の識別記号で分かります(表(1))。型式の識別記号については、車検証でご確認いただけます。
 なお、平成14年8月以降に車検を受ける自動車については、車検証の備考欄に基準に適合しているかどうか、また、いつまで使用できるかが記載されます。
(表(1))車の型式の識別記号による排出基準適合・非適合車一覧表
ディーゼル車 ガソリン・LPG車
基準を
満たす車
基準を
満たさない車
基準を
満たす車
基準を
満たさない車
トラック・バス
車両総重量 
1.7トン以下
注(1)
該当車なし KP、HW、KE、HA、KA、S、P、N、K、昭和52年規制以前の車(記号なし) GJ、HP、GG、HL、R L、J、H、昭和48年規制以前の車(記号なし)
ディーゼル
乗用車
該当車なし KM、KN、HT、HU、KH、HD、KE、HA、KD、Y、X、Q、N、K、昭和52年規制以前の車(記号なし)
注(1) 1.7トンを超えるトラック・バスについても、車種規制があります
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