私たちの社会には、ずっと以前からいわれのない差別や偏見を受け苦しんできた人々がたくさんいます。
そして、残念ながら今でも全てが解決されたとは言えません。同和問題もその一つです。
差別事象として見たり聞いたりしているものに限らず、多くの差別や偏見が私たちの身近なところに存在しています。もしそれらが、自分が信頼する人や、生活を共にする家族など、身の回りの人からであったら、あなたはどうしますか。
同和問題に関する情報はごく身近なところから入ってくることが多いとの調査結果があり、無責任なうわさ話などが流されることで、多くの人の人権を侵害する結果となることがあります。
私たち一人ひとりが同和問題をはじめとするあらゆる差別の解決を目指し、正しく学習し理解することは、偏見を見抜く力を身に付け、世間のうわさに惑わされず、差別を許さない人間性を培うことにつながります。
自分は差別をしていないから関係がないと思わず、知らないうちに差別を助長していないか、今一度振り返ってみませんか。
市では、差別や偏見を解消していく市民の力を育むため、さまざまな人権に関する教育や啓発を推進していきます。 |
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市民創作の「人権劇」。制作を通じて人権を考える機会となっています。(あまんじゃくのなみだ) |
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