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地球温暖化が懸念される中、地球規模でさまざまな取り組みが進んでいます。
市でも、「公害体験を生かした環境モデル都市」を目指し、多様な施策に取り組んでいます。
その一つとして「自転車を活用し、環境に配慮したまちづくり」があります。また、国の低炭素社会に向けた事業取り組みに、市、県、企業などが合同で提案した「“未来型自転車”をモデルとした次世代電池の研究開発・実証」が今年2月に採択を受け、本地域に集積する最先端技術産業を活用した新しい自転車の開発も始まります。
市長マニフェストにもあるように、環境に優しく、健康にも良い交通手段として、自転車を活用したまちづくりを強力に推進します。 |
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自転車は二酸化炭素(CO2)を排出しない環境に優しい交通手段です。市では自転車活用型社会を目指し、さまざまな取り組みを進め、市民の皆さんから自転車や道路についての意見をいただくことを考えています。 |
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昨年2週間の実験で好評だったレンタサイクルを、今年は期間を延ばして行います。
JRと近鉄の四日市駅周辺に貸し出し所を設置し、地球に優しい自転車で、風を感じながらの「まちなか巡り」はいかがですか? |
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通勤のほか、配達や営業などの場に環境負荷のより低い移動手段を導入しようとする市内の事業者に、期間限定で電動アシスト自転車のレンタルを行います。
また、市内で活動する団体や事業所による先進事例を紹介する四日市市環境フォーラムを、10月に開催します。 |
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市内の観光地を巡るサイクリングマップを作成。電動アシスト自転車のレンタルも定期的に実施します。 |
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10月に四日市サイクル・スポーツ・フェスティバルを実施します。桜・水沢地区の自然あふれる公道コースを舞台に、迫力のあるロードレースが展開されます。 |
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四日市サイクル・スポーツ・フェスティバル(昨年) |
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四日市市役所庁舎東側にも、太陽光発電の普及啓発を図るとともに、自転車利用を促進するため、太陽光発電装置を付属した駐輪場を整備します。 |
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経済産業省による低炭素社会づくりに向けた地域の取組みを支援する事業の採択を受け、市、県、三重大学、(財)三重県産業支援センター、地域の企業などが合同で、未来型自転車の開発に取り組んでいます。
これはCO2の排出がない電動アシスト式の未来型自転車を開発するもので、事業所内の移動や輸送、市民の移動手段として実験活用するほか、イベントなどでも市民の皆さんに紹介します。
また三重大学により、未来型自転車の製作から運行、リサイクル・廃棄までのライフサイクル評価(※)がなされ、既存の交通手段との比較検証を行います。 |
未来型自転車のモデル |
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※ライフサイクル評価 |
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原料から廃棄に至るまでのライフサイクル全体にわたって発生する、さまざまな環境への負荷(資源やエネルギーの消費、廃棄物の排出など)を、科学的、定量的、客観的に評価する手法。 |
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また、この事業の一環として、大企業の持つさまざまな環境保全技術を中小企業にも伝え、地域企業の競争力強化を図る仕組みづくりにも取り組んでいくこととしています。 |
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“未来型自転車”は電動アシスト式で、CO2を排出しない発電方式を用います。充電ポートに太陽光を利用して発電する太陽電池を備え、未来型自転車に搭載したリチウム二次電池に充電するタイプと、水素と酸素を用いる燃料電池を自転車に搭載して発電を行うタイプの2種類を開発します。燃料電池では発電時に水しか排出されません。また、車体は軽量化のため、炭素繊維、高度エンジニアプラスチックなどの新素材を使います。 |
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■リチウム二次電池での充電のながれ |
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■燃料電池での発電のながれ |
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