HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2009/7月上旬
2009 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
就学前の子どもと人権
 「もういいかい?」ある幼稚園でかくれんぼが始まった。目を閉じるおに役のAさんには、BさんとCさんが隠れ場所へ移動する音が気になる。「あっ、おにさんは見ちゃだめ」と言われ、再び目を閉じるAさん。ようやく、「もういいよ」と声がした。Aさんが探していると、Dさんが「一緒に探してあげる」と言った。Aさんは「もう少し一人で探してみる」と言い、間もなく木の陰で息をひそめていた二人をみつけた。「みつけた!」と嬉しそうなAさんの声。園内には、四人の笑い声が響いた。
 
【健やかな心の成長のために】
 子どもには、あそびをはじめ、うれしいことや悲しいことなどの体験を通して、「想像力」や「人の気持ちを思いやる心」が芽生えます。そして、人として大きく成長し、社会の中で他者と助け合って生きる基礎を身に付けていきます。
 例えば、前半のエピソードでは、Dさんの温かい声掛けを受け、あきらめずにがんばったAさんの姿に皆が共感したのではないでしょうか。
 しかし、それには、子どもたちの心が安定していることが重要です。子どもたちにとって、最も身近な環境であるべき家庭が「心の居場所」となり、健やかな心の成長を育んでいく必要があります。教育委員会は、今後も就学前教育を積極的に支援し、皆さんと一緒に未来の担い手づくりに努めます。
問い合わせ先 …指導課(TEL 354-8255 Fax 354-8475)
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