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2008 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
救急活動と人権

 人は、心臓や呼吸が止まってから5分を超えると、命が助かる可能性が急速に低下します。そこで、市は、119番通報から救急隊員による救急処置までの時間を、少しでも短縮できるよう努めてきました。
 例えば、発信地表示システムや人工衛星を利用した車両管理システムの導入や、本年11月には曽井町に消防分署を開署するなど、5分救急体制の早期実現に努めています。

救急車内での救命活動(イメージ)
救急車内での救命活動
(イメージ)
■「救命のリレー」は人権のリレー

 救命に必要な、(1)早い119番通報(2)早い応急手当(3)早い救急処置(4)早い医療処置という4つの要素をつなぐことを、「救命のリレー」と言います。昨年、市消防本部管内で、救急車出動時に心臓が停止していた297人のうち61人は、この「救命のリレー」によって病院到着時に再び心臓が動き始めました。
  しかし、近年、「早く診てもらえる」「無料だから」などの理由で、救急車を要請する人がいます。このような救急車の安易な利用は「救命のリレー」を妨げ、医療処置が1分1秒を争うような場面での救急車の出動を困難にします。もっと有効な救急車の活用を図ることができれば、一人でも多くの尊い命を救うことができるものと私たちは考えます。
  皆さんも、人の命を守り、つなぐ人権のリレーについて、ぜひ、話し合ってみてください。

問い合わせ先 …消防本部 総務課 TEL 356-2002
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