HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2007/7月上旬
2007 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
いじめの問題をみんなで解決するには、保護者の支えが必要です

■何でも話せる家庭
 いじめは、心身に影響を及ぼし、命にかかわる重大な人権問題です。いじめをうけている子どもには、自分のつらい気持ちを受け止め、支えてくれる人が必要です。
  子どもにとって、何でも話せる家族や保護者は、心の支えになるとともに、健やかに成長し、生きる力の源(みなもと)となります。
 
■いじめを受けた思いを受容する
  いじめをうけている子どもが、思いを打ち明ける時には、「さらにいじめられるのではないか」という不安とともに、屈辱感や羞恥心を感じて神経が過敏になっています。
  「つらいことをよく話してくれたね」という気持ちでしっかりと受け止め、心の支援を最優先させて、事実をありのまま話すように導き、解決する方法を一緒に考えましょう。
 
■お子さんがいじめをしていたら
  いじめをしてしまった子どもと向き合うには、「いじめは許さない」という厳しい姿勢が必要です。
  表面的な謝罪などによって、いじめを解決したと考えることは、問題をあいまいにし、かえって悪化させてしまいます。
  いじめをしてしまった子どもに対しては、いじめをうけた子どもの心の痛みを理解させるとともに、自分の行為を反省し、責任ある行動がとれるように導きましょう。併せて、今後、いじめをしてしまった子どももいじめをうけた子どもも、共に仲間として生きるための継続した支援が重要です。
  「いじめる側も悪いが、いじめられる側にも問題がある」という考え方では、いじめの問題を解決することができないばかりか、陰湿化したいじめを見逃し、事態をさらに深刻なものにしてしまいます。
 
■いじめの問題の解決には
  子ども同士をつなぐ学校や地域の取り組みが大切であり、保護者の支えが必要です。私たちは、いじめをしない、させない子どもたちを育てるために、みなさんと一緒に考え、行動していきたいと考えています。

問い合わせ先 …指導課(TEL354-8256)
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