HOME >> 身近な自然調査結果 2004/6月上旬
2003 YOKKAICHI
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特集 身近な自然調査結果
住まいの近くで見かけた生きものたち
薄くなってきた自然に対する関心
 平成11年度から毎年行ってきた身近な自然調査も、今回の5回目をもって終了することとなりました。最終となる調査は、5月・6月の2カ月間初夏から梅雨の時期にかけて、私たちの身近に見られる植物や動物などの種類について調べました。植物ではヒメジョオン、セリ、ノアザミの3種類、動物ではカタツムリ、アゲハチョウ、コクワガタ、シオカラトンボ、コサギ、ヒヨドリ、ウシガエルの7種類を調べました。調査には、市民、自然保護団体など、子どもから大人まで過去最高の1087人に参加していただきました。
 調査では、アゲハチョウやカタツムリなどは、郊外・市街地を問わずほとんどの地域で見られました。また、ウシガエルやノアザミなどは、生育・生息環境による地域分布に偏りが見られ、コクワガタは、市街地では少なく郊外でやや多く見られました。
 今回の調査結果から、どの地域にも生育・生息していると思われる生きものを見落としているなど、身のまわりの自然に対する関心が低下してきている傾向がうかがえました。
調査に参加して
久世梅(めい)子さん 発見して
観察することが
楽しみ

久世梅(めい)子さん
(川島新町)
 花や動物など自然が好きで、山や野を歩き、探検しながら観察するのが楽しみです。家の周りにもたくさんの動物がいます。毎朝、お父さんとお姉さんとランニングをしていますが、その時に、池にいるウシガエルを見つけました。ウシガエルは、葉っぱのようでわかりにくいけど、水面にいっぱい浮かんでいて、本当に牛のように鳴いていました。これからも、いろんなことを発見していきたいと思います。
身近な自然調査の冊子を差し上げます
四日市の身近な自然調査 調査結果
 5年間で50種類あまりの植物・動物について調べた身近な自然調査の結果をまとめた冊子ができました。ご希望の人に、環境学習センターで差し上げていますので、ぜひご来館ください。
新たに自然体験活動型の観察を開始
 今年度から小学校4年生〜6年生を対象として、特定の場所で生きものを「探す、採る、調べる」自然体験活動型の「身近な自然調べ」を下表のとおり行います。申し込みなど詳しくは、環境学習センターへお問い合わせください。
期日 観察テーマ 調べる場所
7/17 葉に強くなろう 中央緑地
8/7 セミの鳴き声かんさつ 川島地区
9/11 クモと環境をしらべよう 南部丘陵公園
10/16 トンボに強くなろう 保々地区
11/20 木の実、草の実を集めよう 四郷地区
12/11 アニマル・ウォッチング 少年自然の家
1/15 春の七草を集めて食べてみよう 内部地区周辺
2/12 河口の鳥に親しもう 鈴鹿川河口
時間 いずれも土曜日の午前9時〜正午
この特集についてのお問い合わせは 環境学習センター TEL 54-8430
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