HOME >> 一人ひとりの人権が大切にされる社会に 2002/11月上旬
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市ではこれまで、市民のみなさんとともに偏見や差別のないまちの実現に努めてきました。しかし、今なお、さまざまな人権の問題がみられます。
[同和問題]
 差別意識解消のためのさまざまな施策で市民の理解が進展しました。しかし、就労、進学、結婚などでまだ差別意識が残っています。
[女 性]
 固定的な役割分担意識や、夫や恋人からの暴力(ドメスティック・バイオレンス)、職場での性的いやがらせ(セクシュアル・ハラスメント)が見られます。
[子ども]
 学校でのいじめや家庭での虐待があります。
[高齢者]
 体や精神に障害があっても介護が受けられなかったり、心理的ないじめや虐待などが増えたりしています。
[障害者]
 まだまだ多くの物理的、制度的、意識上の障壁(バリア)などがあります。
[外国人]
 今なお、日常生活や就労などでの民族差別が残ります。また、言葉や文化の違いなどによる生活上の困難があります。
 市民が自ら人権問題について学び、集い、活動するための拠点として人権学習センターがあります。同和問題など人権問題にかかわる書籍やビデオなどの教材があり、貸し出しもしています。また、パネル展示や、市民向けの人権講座を開催していますので、ぜひご利用ください。
●場所/本町9-8「本町プラザ」6階
●開館時間/午前9時〜午後5時
  (月曜日、第3日曜日、祝・休日休館)
●問い合わせ/TEL54−8609 
「人権講座」で熱心に学習に取り組む皆さん
岩田 幾男さん
(72・浜一色町)
昨年、地区人権教育推進協議会の委員になったのをきっかけに市民大学で開講された人権講座を受け、さらに差別や人権について学びたいと、この講座も応募しました。同和問題の歴史を学ぶことで、なぜ差別が生まれたのかがよく分かり、私の若いころから言われていたイメージとは全く違うことが分かりました。次の世代に差別を引き継がないためには、まず私たちが知らず知らずに抱いていた差別意識をなくすことが大切だと思います。
加藤郷子さん
(43・三滝台一丁目)
これまでは障害者のことなどには関心がありましたが、同和問題などはほとんど知りませんでした。子どもが通う中学校の同和教育推進委員になって、まだまだ差別があることを知り、驚くとともにもっと勉強したいと思い講座を受けました。歴史の中で職業などの不合理な理由で差別がつくられたことを学びました。どんな差別もつくらないように、学んだことを子どもたちのために生かせればと思います。
この特集のお問い合わせは、人権センター(TEL54−8293)へ
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