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消毒用アルコールの安全な取扱い等について

市民の皆様へ

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、手指の消毒等のため、消防法に定める危険物に該当する消毒用アルコールを使用する機会が増えています。
 消毒用アルコールは火気により引火しやすく、また、消毒用アルコールから発生する可燃性蒸気は空気より重く低所に滞留しやすいため、取扱う場合には注意が必要です。ここでは消毒用アルコール取扱い時の注意事項をご紹介します。

リーフレット
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消毒用アルコ−ル
消毒用アルコ−ル
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◆火気の近くでは使用しないようにしましょう

手指消毒の際に使用する消毒用アルコールは、蒸発しやすく、可燃性蒸気となるため、火源があると引火するおそれがあります。消毒用アルコールを使用する付近では、喫煙やコンロ等を使用した調理など火気の使用は控えましょう。

◆詰替えや多量の使用を行う場所では換気を十分に行いましょう

消毒用アルコールの詰替えを行う際に可燃性蒸気が発生するおそれがあります。この可燃性蒸気は空気より重く、低所に滞留しやすい性質があるため、消毒用アルコールの詰替えは、通風性の良い場所や常時換気ができる場所を選びましょう。また、密閉した室内で多量の消毒用アルコールの噴霧は避けましょう。

◆直射日光が当たる場所での保管はやめましょう

消毒用アルコールは熱せられることで、可燃性蒸気が発生します。保管場所は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。また、容器を落下させたり、衝撃が加わるおそれがある場所での保管も避けましょう。

◆詰め替え時はこぼさないように十分注意しましょう

消毒用アルコールを容器に詰め替える場合は、漏れ、あふれ又は飛散しないよう十分に注意しましょう。また、詰め替えた容器に消毒用アルコールである旨や「火気厳禁」等の注意事項を記載しましょう。

 

事業所の皆様へ

 消毒用アルコールには消防法に定める危険物第4類アルコール類に該当するものがあり、消防法により貯蔵、取扱いの基準等が適用される場合があります。増産又は新たに生産若しくは保管を行う際には、法令上の手続きや安全対策が必要となる場合がありますのでご注意ください。

<参考>

「厚生労働省による特定アルコールの配布に係る消防法令の運用について」(令和2年4月10日付け事務連絡)

「消毒用アルコールの安全な取扱い等について」(令和2年3月18日付け消防危第77号)