このコンテンツはJAVAスクリプトを使用しています。
TOPページ > 予防情報 > 『消火・避難訓練について』〜消火・避難訓練の実施義務がある建物ではないですか?〜

『消火・避難訓練について』〜消火・避難訓練の実施義務がある建物ではないですか?〜

消防訓練の目的

 火災や地震はいつ、どこで発生するか予測できません。もし、災害が発生したら、被害を最小限に抑えるために消防法では、百貨店、ホテル、飲食店などの不特定多数の人が出入りする建物に対して、初期消火や避難誘導などの訓練を年2回以上実施することが義務付けられています。(消防法第8条)
 災害時に適切な初期対応ができるように定期的に訓練を実施し、行動内容や役割を事前に確認しましょう。

計画から訓練終了までの流れ

計画から訓練終了までの流れ
 

消防訓練の内容

訓練計画時のポイント

・短時間でも大丈夫!工夫次第で訓練は可能です!
 (朝礼時に消火器の位置の確認や使い方の説明、退社時に避難訓練等)
・なるべく多くの方に参加してもらえるようにしましょう!
・訓練方法や内容に迷ったら管轄の消防署へ相談しましょう!
・水消火器や防火防災に関するDVDの貸し出しも行っています!
 (※防火防災DVDについては、防災教育センター(北消防署併設)にて行っています。)

 
消火訓練

 建物に設置してある消火器や屋内消火栓等の位置や使い方を確認し、初期消火活動に必要な知識、技術を確認する訓練をします。

初期消火の成功時と失敗時の焼損床面積の比較
 
通報訓練

119番通報のかけ方や非常放送設備の使い方などを確認し、住所や災害の状況を消防機関に落ち着いて伝えられるように訓練します。

実際に119番通報訓練を行う場合は、実災害と間違わないように事前に管轄の消防署へ連絡してください

慌てず正確に119番通報しましょう
相手にはっきり伝えましょう
(電話の近くに必要事項を記入したメモがあると効果的です)

携帯電話からの通報も可能です

建物の中にいる人に火災の発生を知らせる(放送設備も活用)

通報訓練
119番通報の例

通報者:119番を発信する。通報で避難が遅れないように注意してください!

消 防:「はい,119番消防です。火事ですか?救急ですか?」

通報者:「火事です。」

消 防:「住所、場所はどこですか?」

通報者:「○○市○○町○○丁目○番○号 ○○○○です。」

消 防:「その建物は何階建てですか?燃えているところは何階ですか?」

通報者:「○階建ての○階が燃えています。」

消 防:「逃げ遅れた人はいませんか?」

通報者:「○名が逃げ遅れています。」

消 防:「建物のどこで、何が燃えているかわかりますか?」

通報者:「北側の事務所で○○が燃えています。」

消 防:「近くに目標になる建物はありますか?」

通報者:「○○○○があります。(○○○○の北側です。)」

消 防:「あなたのお名前と連絡先を教えて下さい。」

通報者:「○○です。電話は○○○−○○○○です。」

消 防:「消防車はすでに出動していますので、安全な場所で消防隊を待っていてください。」

住所と階数を確認した時点で、消防車は出動します。その後の詳細情報聴取にご協力をお願いします。

 
避難訓練

避難階段などを使用して安全に避難できる経路の確認や避難器具の使い方を確認します。

避難訓練

災害の状況に合わせて安全に避難し、
逃げ遅れ者がいないか確認しましょう。

★煙の拡大を防ぐ防火戸はきちんと機能しますか?
★避難の障害となるようなものはありませんか?

このマーク知っていますか?

 このマークは、『誘導灯』と言って、災害や停電時に建物にいる人々が速やかにかつ安全に避難できるよう、避難口や避難方向を表示する避難設備です。
 出口がわからない場合は、誘導灯をたどって避難しましょう。

※避難口とは・・・屋内から直接地上へ通ずる出入口又は直通階段の出入口

避難口誘導灯は避難口の位置を明示・通路誘導灯は避難口までの方向を明示
 
総合訓練のフローチャート
総合訓練のフローチャート
消火活動時の注意ポイント

1 避難路を確保してから初期消火を行いましょう。

2 初期消火を行う際には、炎の吹き返しや燃えているものが飛散することがあるので注意しましょう。

3 燃えているところに近づきすぎず、適切な距離を保ちましょう。

4 煙は、熱気や有毒な成分を含んでいるので、注意しましょう。

5 避難路を確保し、「出火室内が燃え広がっている」や「天井などに火炎が達して燃え広がっている」状態では、無理せず、すぐに避難をしましょう。

【初期消火の限界】
消火器 ⇒ 炎が天井まで達したとき
屋内消火栓設備 ⇒ 炎が強く消火効果が乏しい又は避難のタイミングを失うと判断したとき

6 初期消火は、「ぬれた衣類等をかける」、「寝具等をかける」、「ビニールホースで水道水をかける」、「ふたをして消す」等をするのではなく、適切な消火器具、消火設備を使いましょう。

消火活動時における負傷者の発生状況
避難時の注意ポイント

1 どこで災害が発生しているか確認し、なるべく煙の被害が少ない安全な経路を選択しましょう。

2 なるべく「直接地上まで避難できる階段」を選択しましょう。

3 エレベータは使用しない。(停電により閉じ込められる可能性があります)

4 ハンカチ等を鼻と口に当て、煙を吸い込まないように低い姿勢で避難しましょう。

5 防火戸や防火シャッターがある建物では、防火戸等を閉じて火災の煙が他の居室に流れ込まないようにすることで、被害を最小限に抑えることができます。

避難時の注意ポイント

煙の少ない安全な経路で避難

防火戸を閉める事で被害が軽減



お問い合わせ先
消防本部予防保安課 安全指導係
TEL:059-356-2010  FAX:059-356-2041
E-mail:syoubouyobouhoan@city.yokkaichi.mie.jp