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消火器の破裂事故に注意(消火器の確認・廃棄方法)

古い消火器は危険です
 古くなった消火器は、いざというときに使用できなかったり、そのまま放置していると破裂などの事故につながります。
 古い消火器や腐食などの損傷がある消火器は絶対に使用せずに早期に交換しましょう。
消火器の寿命は10年ですので、見た目がきれいな状態であっても、交換してください。

全国の消火器破損事故の一例

  
事例1

 男児が自宅近くの駐車場に置いてあった消火器を触っていたところ、消火器が破裂し頭部を直撃し、意識不明の重体となった。(経過年数20年)

火災事例その1
  
事例2

 事業所内のブレーカーから出火し、従業員が初期消火を試みたところ、消火器が破裂し、負傷した。(経過年数32年)

火災事例その2

設置されている消火器を確認すべきポイント

 以下のいずれかに該当する消火器が設置されている場合は、早期に消防設備士(防災設備業者等)に相談又は新しいものに交換をしましょう。

  
コンロの熱で劣化したガスホース
  

旧規格の消火器は使用することができません!

 老朽化消火器の破損事故防止を図るため、2011年に消火器の規格省令等が改正されました。
 旧規格消火器を設置している建物は危険ですので、すぐに交換しましょう。
(交換の特例期間については2021年12月31日に終了しました。)
旧規格の消火器は使用することができません!

老朽化消火器の廃棄方法 ~リサイクルからSDGsへ~

 消火器は、メーカーによる回収・リサイクルが行われますので、購入店または消火器取扱業者に相談、依頼してください。
 また、(株)消火器リサイクル推進センター(リサイクル窓口検索)にて、消火器を回収することができる業者(特定窓口又は指定引取場所)を検索することができます。
老朽化消火器の廃棄方法

●消火器の廃棄処理・リサイクルは、原則有料でメーカーや消火器の種類などによって料金に違いがあります。宅配業者を介しての回収もありますので、各メーカーにお問い合わせください。

●新しい消火器を購入予定の場合、購入先にて古い消火器を引き取るサービスを行っているところもあります。消火器取扱業者やホームセンターなどへご相談ください。

●不用になった消火器を一時的に保管する場合には、誤って使用することのないような場所に保管してください。