HOME >> 特集 大地震の減災 2011/10月下旬号
2003 YOKKAICHI
特集 大地震の減災
大地震!!しっかり備えよう
「市政ごいけんばん」など
広聴イメージキャラクター
きくゾー
今年3月、東北地方を襲った東日本大震災では、想像を絶する被害に見舞われました。近い将来には東海地震、東南海地震、南海地震などの大きな地震がこの地方を襲うことが予想されています。被害を極力少なくするには万全な減災対策が必要です。家庭でも、もう一度、大地震時の対応を話し合うなど、日ごろから十分な備えをしましょう。市ではインターネットでのアンケート「市政ごいけんばん」で地震への備えについて伺いました。その結果なども踏まえ、大地震への減災対策を紹介します。(アンケートは8月11日から18日実施、回答者は176人)
東南海地震の想定震源域に近い四日市
東南海地震は、遠州灘から紀伊半島沖 にかけての太平洋沿岸で起こるとされるマグニチュード8クラスの地震で、30年以内に70%程度の確率で発生する(地震調査研究推進本部)とされます。この東南海地震は、東海・南海地震と同時に発生する可能性が高い地震です。本市はこの地震の震源域に近い場所に位置しています。
全半壊家屋 約12,000棟
平成17年に三重県が想定した、東海・東南海・南海地震が同時に発生し、その規模がマグニチュード8.7での被害は、全半壊家屋約12,000棟、死者約100人といった甚大なものとなっています。
 
■東海・東南海・南海地震の同時発生時の四日市市の被害想定
(平成17年、三重県)
 震度 6弱 
 死者数 109 
 負傷者 1,395 
 全壊棟数 3,199 
 半壊棟数 9,055 
 火災件数 43 
 避難者数 8,555 
耐震の住まいに
耐震診断で確認を
市では昭和56年5月以前に建築された木造住宅を対象に耐震診断を無料で行っています。診断で耐震補強が必要な場合は工事費の補助も行います。10月から補助額が増額になりました。詳しくは別冊「木造住宅の耐震化」をご覧ください。
家具などの対策をしよう
家具や冷蔵庫などの固定は柱や壁の下地部分に
家具への収納は上部に軽いものを、下部に重いものを
家具は出入り口や寝る場所の近くには置かないように
ガラスには飛散防止フィルムを
「市政ごいけんばん」アンケートでは約半数が自宅の倒壊を心配
問 大地震で自宅は倒壊、損傷の心配がありますか? 問 大地震に対して住まいでの対策は?
 
安否確認の方法
家族で決めておこう
東日本大震災は日中に発生し、家族がばらばらだったため、幸い避難できた人でも、連絡を取り合うことができないケースが多くありました。日ごろから家族で安否確認方法を話し合っておきましょう。
●携帯電話などでの安否確認
災害用伝言ダイヤル(171)
災害時にNTTが開設。171で自宅の電話番号と安否情報を登録しておくと、電話がつながりにくくなった場合でもほかの電話から伝言を録音、再生できます。
携帯電話災害用伝言板サービス
大規模災害発生時にNTTドコモ、ソフトバンク、au、イーモバイル、ウィルコムなど携帯電話各社が開設。携帯電話、PHSで自らの状況を登録することができ、それを他社を含むほかの携帯電話やPHS、パソコンから確認できるものです。
「市政ごいけんばん」アンケートでは安否確認方法を話し合わずが約6割
問 家族などと安否確認方法を決めていますか? 問 決めている場合、その方法は?
 
避難場所
あらかじめ道のりを確かめよう
最寄りの避難所を「防災マップ」などで確認し、そこまでの経路も実際に歩いて決めておきましょう。また、沿岸地域では「津波ハザードマップ」で津波時の浸水予測エリアを確かめておきましょう。
※浸水予測エリア以外でも津波により浸水することがあります
約6割が避難場所を確認
問 自宅以外への避難の備えは?
※アンケートの数値は、小数点第1位を四捨五入しています。
 アンケートの結果はホームページでもご覧いただけます

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