HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2011/4月上旬号
2010 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
地域社会の新しい分野で活躍する外国人市民
(人権のひろば〜人権・同和教育シリーズ〜)
 本市で暮らす外国人市民は、製造業で働く派遣労働者の割合が高く、不況の影響を受けて職を失った人も多くいます。この中には、日本語能力の不足を理由に、再就職が困難なケースもあります。
 一方、少子高齢社会を迎え、福祉現場では慢性的な人手不足に悩んでいます。
 その解消策の一つとして、市内のある福祉施設では、積極的に外国人を雇用し、現在、常勤職員として6カ国64人の外国人が介護職員(ケアワーカー)として働いています。
介護職員として指先を使う訓練を指導
介護職員として指先を使う訓練を指導
 
【多文化共生社会を目指して】
 
高齢者グループホームで働く日系ブラジル人Yさんは、「人とふれあう仕事が好き。利用者のしてほしいことに気づいて、してあげると喜んでくれる。それがとてもうれしい」と語ります。利用者からは、「外国人といっても、私たちと別に変わらないし、気遣ってくれる」と親しまれ、頼られています。
 2年前に日本に来たYさんですが、仕事を通して意欲的に日本語を覚え、少しずつ日本の社会や文化も分かってきたとのことです。
 働く場だけでなく、地域で暮らす一員として、外国人市民も地域社会の重要な役割を担っています。地域に暮らす市民同士、お互いの文化の違いを認め合いながら、共に助け合って暮らす社会を目指していくことがますます求められています。
問い合わせ先 …文化国際課(Tel 354-8114 Fax 354-4873)
Copyright(C) 2011 Yokkaichi City All rights reserved.