HOME >> 特集 地域に貢献する企業や個人を表彰 2010/10月上旬
2010 YOKKAICHI
市では産業の振興や発展、雇用の確保などに貢献された企業や個人を表彰しています。 表彰は平成21年度から始まった「子育て中の男女がいきいきと働き続けられる企業」表彰をはじめ4分野あります。 表彰をうける企業や個人は、公的団体や産業団体などから推薦を受けて、有識者を中心に構成される 選考委員会で選定されます。これらの表彰を通じて、その功績をたたえるとともに、各分野の先駆者として、 一層の取り組みや活躍が期待されます。
「安心して子どもを産み、育てられるまち」の実現を目指して、子育て中の男女社員を応援している企業を表彰。第1回目となった平成21年度は旭電気株式会社を表彰しました。
旭電気株式会社(上海老町)
産前・産後の休業期間や育児休業期間を、法律の規定を上回って取得できるよう設定。育児や介護に合わせて勤務時間を調整できる制度も導入。育児のための休暇取得や、若手社員に対する育児セミナーへの参加を推奨するなど、社員の子育てを企業ぐるみで応援しています。
同社の職場。正社員104人中、男女比は約6対4、写真の設計部(30人)は3分の1が女性
前田 光久 社長
企業にとって人材の確保は大切な課題です。入社して経験を積んだ社員が中途退職することは、会社として大きな損失です。そのため、社員が安心して長く働けるような職場環境づくりを、社員と直接話し合いながら進めています。
若い社員が結婚して子どもができても退職しないですむように、また日常の生活で子育てに十分時間を取れるよう休暇の取得や勤務時間の調整など、できる限りの支援体制を設けています。これらの制度によって、社員の働き方に対する意識が変わり、結果として業務の生産性の向上につながるなど、企業と社員双方にメリットを生んでいます。中小企業だからこそできる柔軟な対応で、社員にはしっかりと働きながら、安心して子育てを楽しんでもらいたいですね。
設計部 宇佐美 朱音(あかね)さん
子どもが2歳のときに入社し、5年になります。子育てをしながら働くためには、子どもが親を必要なときにいかに時間を作れるかが大切ですが、この会社では一度も困ったことはありません。入社したばかりで有給休暇のないときも、勤務時間を調整して柔軟に対応してもらえました。仕事が忙しいときでも定時で帰宅させてもらえますし、短時間勤務や半日休暇なども活用しています。急に休むときでも言い出しにくいことはありません。上司が率先して育児に配慮してくれるなど、職場全体で育児に協力する体制ができており、子どもがいることがハンディにならない職場です。
●障害者雇用
障害者の雇用率が法律の規定(1.8%)を上回り、2名以上の障害者を常用雇用しているなど、障害者の雇用に積極的に取り組んでいる企業を表彰し、雇用の推進を図っています。 従業員が56人以上の企業と56人未満の企業からそれぞれ選定し、毎年2〜4社程度を表彰しています。
●高年齢者雇用
60歳以上の雇用割合が8%を超えており、従業員が希望すれば65歳まで継続して雇用する制度を有するなど、高年齢者の雇用に積極的に取り組んでいる企業を表彰し、雇用の推進を図っています。 従業員が100人以上の企業と100人未満の企業からそれぞれ選定し、毎年2〜4社程度を表彰しています。
商業や工業、農林水産業などの分野でその振興や発展に力を尽くしてこられた個人の功績を表彰しています。また、本市のみならず、全国的に産業の発展に大きな功績のあった個人に対しては、特別功労者表彰を実施しています。
長年同一の職種に専念し、優れた技能をもって社会に貢献された技能者の功績をたたえるとともに、技能者の社会的地位と技術水準の向上を図っています。

●この特集についてのお問い合わせは 商業観光課 TEL 354‐8175 FAX 354‐8307
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