HOME >> 特集 不法投棄や資源物持ち去り 2010/3月上旬
2010 YOKKAICHI
特集:不法投棄や資源物持ち去り
 
不法投棄や資源物持ち去りで、みんなが困っています
 市民の皆さんの暮らしから生じるごみは、決められたルールで出してもらい、市が回収しています。しかし、残念なことに、ごみの不法投棄が後を絶ちません。
 また、皆さんが分別してごみ集積場に出した資源物の持ち去りも起きています。
  市では正しいリサイクルを進めるために、資源物の持ち去り行為禁止の条例化も検討しています。
なくならない不法投棄
自分は良くても、他人は大迷惑
 ごみを捨てられた地域の人々は、ごみの後片付けに、大変な苦労をされています。体じゅう悪臭まみれになって、腐ったごみを谷底から拾い上げて、ごみを片付けていただいている例もあります。住民の皆さんと協力して市が回収した不法投棄は、平成20年度で1,480件。ポイ捨てごみまで含めると、相当数になります。
不法投棄されたごみを回収する地域の皆さん
     
 
地区住民みんなの協力で、着実に、ごみのないきれいなまちに
小山田地区連合自治会
萩 伸元 会長
 私の地区ではさまざまなごみの問題があり、連合自治会で話し合い、住民みんなで対策を実施。不法投棄は、みんなで回収し、不法投棄のしにくいきれいな環境づくりに努めり、連合自治会で話し合い、住民みんなで対策を実施。不法投棄は、みんなで回収し、不法投棄のしにくいきれいな環境づくりに努めるようにしました。ごみ出しでは、詳細な分別手引き書を自主製作し、きちんと分別して出すことで、回収されずに残るごみをなくしました。子どもたちには、不法投棄の現場をよく見せて、環境を守る心をはぐくんでいます。こうした住民みんなの取り組みで、小山田地区からごみのない緑あふれるまちづくりを進めています。
 
     
自分勝手は許しません
 地域の皆さんが不法投棄を無くす努力を積み重ねる一方、市でも、不法投棄されたごみの中から、捨てた人の手掛かりを探し出し、警察とも連携して、指導や時には告発も行います。平成20年度は、69件の不法投棄について捨てた人を探し出し、厳しく指導を行いました。これからも、自分勝手な行為には毅然として対応していきます。
警察による実況見分
資源物の持ち去り行為が頻発!
 市民の皆さんに分別していただいた資源物は、市がリサイクル業者に売却し、その収入は市の清掃事業の財源の一部として役立てています。
  しかし、現在、市内のごみ集積場から、紙類や金属類などの資源物を持ち去る行為が頻発しています。また、持ち去り行為者が住民に対して恫喝や脅迫をしたり、ごみ集積場の鍵を壊し荒らしていくなど、トラブルとなるケースが多く、市への苦情や通報が増加しています。
 平成21年4月から11月までに寄せられた資源物持ち去りの被害状況としては、収集時に現場で遭遇したもの、市民の皆さんから通報いただいたものと合わせると約140件となっており、当初は特定の地域で発生していたものが、現在はほぼ市内全域に広がっており、手口も巧妙かつ大胆になってきています。
資源物持ち去り行為禁止の条例化を検討!
 市では、資源物の持ち去り行為を規制できる法令や条例が存在しないことから、「四日市市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例」を改正し、罰則規定を含めた関係規定の追加を検討しています。
 この条例が施行されると、持ち去り行為者に対し警告や禁止命令を発し、罰金も科せられるようになり、警察とも連携してこのような行為の抑止に努める予定です。
 資源物の持ち去り行為を見かけたら、思わぬトラブルに巻き込まれる危険もあるため、無理に制止せず、市へ情報提供をお願いします。
不法投棄通報ダイヤル(TEL・FAX共通)0120-969-830 資源持ち去りについての連絡先354-8192

●この特集についてのお問い合わせは   生活環境課 廃棄物対策室 TEL 354‐4415
  リサイクル係 TEL 354‐8192 FAX 354‐4412
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