HOME >> 特集 多文化共生の取り組み 2010/1月上旬
2010 YOKKAICHI
特集 多文化共生の取り組み
さまざまな国の人々と地域でともに暮らそう
国際化が進む今日では、国籍の異なる市民同士が互いの文化の違いを認め合い、地域社会の構成員としてともに暮らしていく多文化共生のまちづくりを進めていくことが大切です。
外国人市民の在住状況 外国人市民は約9,200人、全人口の約3%
グラフ(1) 市内の外国人登録者数(平成21年11月末現在) 本市には53カ国9,173人(平成21年11月末日現在)の外国人市民が居住しており、20年前と比べると約3倍になっています。国籍別に見ると約4割がブラジル、次いで韓国・朝鮮、中国の順になっており(グラフ(1))、多くの地域において外国人市民が暮らしています(グラフ(2))。
グラフ(2)外国人登録者数の各地区人口に占める割合(平成21年11月末現在)
外国人市民の地域活動への参加状況 4割以上が地域活動に参加
グラフ(3)外国人市民が地域活動に参加していない理由(複数回答有) 市では昨年、四郷地区の笹川に住む18歳以上のブラジル国籍の市民に「外国人市民実態調査アンケート」を実施しました(対象者数1,862人、回答者数473人、回答率25.4%)。地域活動への参加を尋ねる質問では約4割が参加していると回答し、その活動は「祭りなどの交流行事」が約7割を占めています。また、参加していない理由のうち約3割が「参加したいがどうすればよいかわからない」となっており(グラフ(3))、普段から積極的に声を掛け合うなど、参加に向けたきっかけづくりが大切です。
地域で広がる顔の見える関係づくり
四郷地区 安心・安全をみんなで守る
笹川公団西防犯防災パトロール隊 パトロール隊は昨年4月に結成され、現在は住民有志27人(うち外国人市民7人)が月1回の夜間パトロールを続けています。「安全・安心なまちを自分たちの手で」という思いを共有しながら一緒に取り組むことで共通の話題も生まれ、交流の輪が広がっています。ヒメネス・タテイシ・クアン・カルロスさん副代表のヒメネス・タテイシ・クアン・カルロスさん(ボリビア国籍)は、「自分たちで町を守ることは大切です。皆さんと一緒に活動していると、日本の生活に必要ないろいろなことが分かります。もっと多くの外国人に参加してほしいので、知り合いに声を掛けています」と話しています。
河原田地区 地域における交流のきっかけづくり
 地区住民の約6%が外国人市民である河原田地区では、平成21年度から地区市民センターを中心に交流事業を行ったり、催しのチラシを地域のボランティアの協力で翻訳して参加を促したりしています。これまでに料理教室を開催したり、地区の文化祭や夏祭りに外国人市民も参加したりして、少しずつ共生の輪が広がっています。今後も日本人市民と外国人市民がともに集まる機会をつくることによって顔の見える関係づくりを進めていきます。 文化祭でブラジル料理の模擬店を出店
互いの国の歌や踊り、ゲームを通じて楽しみながら交流 料理教室で互いの国の料理を紹介

●この特集についてのお問い合わせは 文化国際課 TEL 354‐8114 FAX 354‐4873
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