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2009 YOKKAICHI
街角あれこれ
御館(みたち)獅子舞〜しなやかな舞に魅せられて〜
 10月10日(土)・11日(日)、秋晴れの空の下、西坂部町御館で地域の人たちによる獅子舞が行われ、厳かな伝統の舞が披露されました。
■起源
 御館の獅子舞は、天武天皇が江田神社(同町)に獅子頭と神面を奉納したのが始まりとされています。戦時中や伊勢湾台風時以外は地域で大切に受け継がれ、昭和49年には市の無形民俗文化財に指定されました。
■五穀豊穣・子孫繁栄を願って
御館獅子舞 江田神社でお祓(はらい)を受けた後、婚礼があったり、子どもが誕生した家など、町内でおめでたいことがあった家など13軒を訪ね、前途を祝福する舞いが行われました。
《しなやかな舞》
 獅子舞といえば、激しく体をくねらせる舞姿を想像していましたが、御館の獅子舞は、雌(めす)の獅子ということもあり、静と動を織り交ぜたしなやかな舞に魅せられました。
 獅子がお乳を飲ませる場面もあるなど、厳かな儀式を見るようであり、獅子の動きにひきつけられました。
■地域に伝える
 保存会のメンバーは、子ども6人を含む26人。獅子の後ろ側をつとめる後舞いと、ささらと呼ばれる楽器を鳴らしながら獅子を操る口取りは、10歳前後の子どもがつとめます。礼に始まり礼に終わるという練習を夏休みから重ねて、本番を迎えました。
■祭りで四日市を感じてみませんか
 「伝統の祭りをたくさんの人に見て、感じてもらいたい。皆さんに見てもらうことで張り合いが出る。」と保存会のメンバーは話します。
 市内には、数多くの祭りがあります。皆さんも、ぜひ地元の祭りに参加・見学して、祭りで四日市を感じてみませんか。
問い合わせ先 … 御館獅子舞保存会 山本 (Tel 332-5646)
 
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