HOME >> 特集 在宅介護サービス 2009/11月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:在宅介護サービス
 
安心な日々を支える在宅介護サービス
 介護保険制度では、高齢者などが介護を必要と認定されると、さまざまな介護サービスを利用することができます。
 介護サービスのうち、住み慣れた地域で生活しながら、自宅でサービスを受けるのが「在宅サービス」です。
 在宅サービスでは、ホームヘルパーや看護師などのスタッフがさまざまなサービスの提供に努めています。
 サービスを提供するスタッフの皆さんに日ごろの取り組みや思いを語っていただきました。
利用者のニーズに応じたさまざまなサービス
 介護サービスには、自宅で利用する「在宅サービス」、施設に入所して利用する「施設サービス」などがあります。
 在宅サービスには、自宅を訪問するもの(訪問介護、訪問看護)、自宅から日帰りで施設に通所するもの(通所介護、通所リハビリテーション)、一時的に施設に入所するもの(短期入所)などがあります。  在宅の要介護者の状態やニーズに応じて、各サービスを利用することができます。
訪問介護(ホームヘルプ)
入浴や食事の世話、洗濯なども。こぼれる”笑顔”にやりがい
 私たちは自宅で介護サービスを受けている人の生活をさまざまな形で支援しています。入浴や排せつ、食事などの身体的な介護をはじめ、食事の準備、洗濯、居室の掃除など、快適に暮らしてもらうお手伝いです。
 1日に6軒から8軒ほどの家庭を訪れますが、一人ひとり状況が違い、また、日によって状態も変わるので、常にスタッフ同士が連携を取り合い、「安全で安心してもらえるケア」を心掛けています。
 体を支えたり、起こしたりしていると腰が痛むこともありますが、利用者の笑顔を見たり、「ありがとう」と言ってもらったりすると疲労も消えてしまいます。
四日市市社会福祉協議会訪問介護事業所 介護福祉士 加藤 まり子さん(写真左)、赤井 春美さん(同右)
四日市市社会福祉協議会訪問介護事業所 介護福祉士
加藤 まり子さん(写真左)、赤井 春美さん(同右)
訪問看護
健康状態に合わせて対応 自分らしく療養生活を送るために
 自宅で介護サービスを受けている人で、病状の観察や医療的処置の必要がある人を、主治医の指示書に基づき訪問しています。状態を観察した上で、身体を拭いたり必要な処置を行っています。
 訪問は週に1〜2回ほどですが、一人ひとりの状態に合わせて看護計画を立て、自宅での療養が続けられるように支援しています。病院での看護と違い、住み慣れた家で“その人らしく”生活が出来るように、コミュニケーションを大切にし、医師との連携を図りながら、病気に対する不安にも細やかな対応を心掛けています。
四日市医師会訪問看護ステーション 訪問看護師山下 啓子さん(写真左)、川島 典子さん(同右)
四日市医師会訪問看護ステーション 訪問看護師
山下 啓子さん(写真左)、川島 典子さん(同右)
通所介護(デイサービス)
通うことが楽しみになるように スタッフみんなで、さまざまな工夫
 朝、自宅に迎えに行き、夕方送るまで、センター内で入浴、昼食、合唱やゲーム、軽い運動などで一日を楽しんでもらっています。介護の必要な高齢者にとって、外出はとても大切なので、デイサービスに出掛けることを楽しみにしてもらえるように、スタッフみんなでゲームでの新鮮なアイデアを出し合うなど、さまざまな工夫をしています。また、サービスを提供する中で、利用者さん一人ひとりと触れ合う機会を持つことを心掛け、気付いたことがあれば家族に報告しています。利用者さんや家族からの「ありがとう」の一言が何よりのやりがいです。
ユートピア在宅介護サービスセンター(デイサービス) 社会福祉主事 藤牧 俊介さん
ユートピア在宅介護サービスセンター(デイサービス) 社会福祉主事
藤牧 俊介さん
短期入所(ショートステイ)
自宅で過ごしているように きめ細かい介助や環境づくり
 ショートステイは家族が用事や疲れなどで一時的に介護ができなくなった時に利用できます。まるで自分の家にいるようにリラックスして過ごしていただくために、事前に自宅に伺って、家族から日ごろの生活について聞き、きめ細かい介助を心掛けています。ベッドでなく畳の上で寝たいなど、環境づくりの要望にも対応しています。利用者さんが自力でできないと聞いていた行動が支援によってできた時などは、本当にやりがいを感じます。また、入所中の様子や食事の量、体調の変化なども家族に報告し、協力して健康管理ができるようにしています。
ユートピア短期入所生活介護施設(ショートステイ) 介護福祉士 岸田 智栄さん
ユートピア短期入所生活介護施設(ショートステイ) 介護福祉士
岸田 智栄さん
●広報よっかいち10月上旬号別冊「福祉特集号」で、介護保険制度について紹介していますのでご覧ください

●この特集についてのお問い合わせは 介護・高齢福祉課 TEL 354‐8425 FAX 354‐8280
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