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国内の食料自給率は、平成19年度には40%となっています。
大切な食料を安定供給し、また、自然環境の保全にも役立つ農業を一層元気にするため、地元農産物の消費拡大や農業者の生産意欲を高める取り組みが進められています。 |
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市の農業状況は、昭和60年から平成17年の20年間で農家戸数が7,146戸から4,855戸に約30%減、耕地面積も4,464ヘクタールから3,373ヘクタールに約25%減となり、減退傾向にあります。農地は食糧生産のみならず、環境保全、防災などにも役立ち、市民の暮らしにとって重要な役割を担っており、大切に守っていくことが必要です。
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いきいきファーマー
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農業の経営基盤強化を図るため平成5年から「認定農業者制度」が設けられています。同制度では、資金融資、農地の利用集積、税制の特例などの支援が受けられ、本市では平成20年9月現在で220経営体(個人207、法人13)が認定されています。
一方、市では農業の活性化を図るためにさまざまな施策を行っています。平成19年度からの「アグリクリエイター創生事業」では、直販・加工施設整備費の補助、 新規就農者の支援、農業体験の活動支援、優良農地復元費用の補助などの農業振興対策を進めています。 |
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農業者の効率的かつ安定的な経営を支援する制度。農業者は「農業経営改善計画」を作成し、市の認定を受ける。認定によりさまざまな支援が受けられる。 |
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「全国農業担い手サミットinみえ」が11月13日(木)・14日(金)の2日間の日程で三重県で開かれます。本市では「四日市・鈴鹿地域交流会」として、全国からの参加者が茶産地での研修などを行います。 |
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野呂 圭祐さん(大鐘町) |
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会社員をしながら米作りをしてきましたが、高齢化などで休耕する農地が増え、田園風景が失われるのを寂しく見てきました。5、6年前から親類などの田を預かってきましたが、預かる田が増えるにつれ、兼業では限界があると思い、平成19年に市の新規就農者支援事業を活用して農機具購入資金の援助などを受け、専業農家になりました。現在は約4ヘクタールで稲作をしていますが、これからはさらに農機具や乾燥施設などを充実し、地区全体の水田の世話ができるくらいになったらいいなと思います。 |
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阿部 正人さん(上海老町) |
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ガジュマル、アスパラ、オーガスタなど10数種類、年間約30万鉢の観葉植物の水耕栽培(ハイドロ)をしています。2世代3人で経営し、パート従業員さんが9人いますが、昔ながらの家族経営ではどうしてもあいまいな部分があり、合理的で安定した経営の妨げになります。そこで家族間で一般の会社経営のような考え方を取り入れる「家族経営協定」を結び、勤務時間や給与や休日などの労働環境を整えました。これにより、今後も少量多品種栽培など消費者ニーズに応じながら、安定した経営をしていきたいと思います。 |
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豊田 絵美さん(水沢町) |
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祖父の代から専業で栽培から製茶まで自家生産をしています。6ヘクタールの茶園に品種の異なる茶の木が植えてあります。新芽の旬は短いので、旬を逃さないように摘んでいます。生産は四日市名産の「かぶせ茶」が主で、茶農協へ出荷するほか、地域の皆さんに「水沢のお茶」をもっと知ってほしいと、2年ほど前から、個人のお客さんへの直接販売もしています。「かぶせ茶」は渋みが少なく、子どもにも飲めると好評で、口コミでお得意さんも増え、手応えを感じています。 |
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●この特集についてのお問い合わせは 農水振興課 TEL 354‐8180 FAX 354‐8307 |
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