HOME >> 特集 小・中学校の教育活動の充実 2008/2月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:小・中学校の教育活動の充実
大学・企業の支援で高まる学習意欲
今年度から市内の小・中学校で、企業や大学の人たちから直接話を聞くことで 授業をより充実したものにしようという取り組みが進められています。
普段とは違った新鮮な内容に、児童・生徒の学習意欲が高まっています。
学校外から知識や経験を取り入れ授業内容や校内研修を一層充実
 国際的な学力調査でも明らかになったように、現在、日本の子どもたちの理科離れや学習意欲の低下が課題となっています。教育委員会では、この課題解決の一つとして、今年度から大学および企業との連携・協力による授業の充実に向けた取り組みを始めました。
  この取り組みは、市内にある企業や事業所の協力を得ながら、小・中学校で授業を行い、児童・生徒に仕事や製品のできる仕組みなどを紹介しています。また、三重大学教育学部との協定により、多くの幼稚園、小・中学校が教員研修に大学教官を講師として招き、最新情報の提供や、授業へのアドバイスをしていただいています。
  このような取り組みにより、学校教育活動や教職員研修の充実を図り、よりよい教育を目指しています。
企業人が理科などの授業の講師に
 近年、子どもの理科離れが心配される中、理科の学習に興味を持ち、学習意欲を高める取り組みが求められています。また、社会人として自立できるように教育を進めることも、現代的な課題となっています。
  本市には石油コンビナート関連企業をはじめ、たくさんの企業や事業所があります。そこでは、私たちの身の回りにある製品や、思いもよらない素材が製造されたり、多くの優秀な研究者が、最先端の研究開発を行ったりしています。そこで、企業の人に理科などの授業の講師になっていただき、その知識・技能・経験を活用させていただく取り組みを始めました。
  この取り組みが、子どもたちの理科や職業などへの興味や関心を高めるとともに、自分たちのまち「四日市」を見つめ直す機会となることを期待しています。
今年度の取り組み
企業との連携
学校 内容 協力企業など
常磐中2年
 工業の大切さ
 ―理科・数学の大切さ―
四日市大学教授 (元 富士電機副社長)
国保元ト (もとやす)さん
三重平中2年
 化学って分子くんが働いているんだよ
 ・・・だから、おもしろい
JSR 株式会社
大池中2年
 化学っておもしろい
 ―炭素繊維の誕生まで―
三菱化学 株式会社
橋北中1・2年
 環境とエネルギーについて
東ソー 株式会社
西陵中1年
 ガラスの中で光が曲がる
日本板硝子 株式会社
山手中3年
 電気回路の自動車部品への応用
 ・プロに学ぶ職業観
住友電装 株式会社
桜中3年
 エネルギー保存の法則を分子で考える
JSR 株式会社
日永小6年
 電気を作ることと、その仕事
中部電力 株式会社
実物を使い興味深く行われた企業人の授業 割れないプラスチックを実感する生徒たち 発電機で自力で発電する児童たち
実物を使い興味深く行われた企業人の授業 割れないプラスチックを実感する生徒たち 発電機で自力で発電する児童たち
■児童・生徒の声
三重大学との連携
  内容
幼稚園
 園児指導、食育など24回
小学校
 教科指導、道徳教育など71回
中学校
 教科指導、特別支援教育など19回
職員の声

●この特集についてのお問い合わせは 指導課 TEL 354‐8255
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