HOME >>市長新春メッセージ 2008/1月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:市長新春メッセージ
活気と魅力あふれるまちづくりに新たな一歩
特集:身体障害者
今年は市が市制を施行してから111周年となります。「1」揃いの節目の年に、安全、安心、快適で一層活気と魅力あふれるまちづくりを目指し、新たな第一歩を踏み出します。
4月から、より身近な保健サービスが提供できる「保健所政令市」に
 あけましておめでとうございます。今年も市民の皆さんと力を合わせ、魅力あるまちづくりを進めていきたいと思います。
  昨年11月に国から政令の公布を受け、本市は、今年4月から「保健所政令市」になります。これにより、現在、県で行っている保健所業務を市が行うことになります。
  保健所政令市になると、感染症の予防、医療機関への立入検査や飲食店などの営業許可といったこれまで県が行っていた保健所業務と、市が行っていた乳幼児健診や健康相談などの保健サービスを、一体的に取り組むことができます。
  市民の皆さんの健康を守る身近な保健所として、本市に応じた健康づくりを進めていきます。
  今回の保健所政令市への移行は中核市移行へのステップであり、今後、独自の保健行政に取り組むことで、市の自主性・主体性を高め、いっそう都市力の向上に努めてまいります。
 保健所政令市となり総合的なサービスを推進
保健所政令市となり総合的なサービスを推進
 
市制施行111周年で市民主体の多彩な記念事業を展開
 今年は四日市市が市制を施行してから111年になります。「1」はすべての始まりであり、また、本市のルーツともいえる「市」をも連想させます。そこで、この記念すべき年を市民みんなで祝いながら、さらに活気あるまちづくりを進める「はじめの一歩」にしたいと思っています。
  市民の皆さんと協働で4月から1年間、さまざまな催しを考えています。その企画のため、市民会議を設け、例えば、「市」にちなんださまざまなマーケットや、郷土の歴史の掘り起こし、環境にちなんだ催しなど、市民主体の多彩な活動が検討されています。市はそれを支援し、シンポジウムの開催や情報発信などの事業を展開します。
イメージチェンジ大作戦で快適環境の四日市をアピール
きらめく自然、ときめく四日市 市の歴史の中では、昭和30年代に発生した「四日市公害」も忘れてはなりません。その苦難からの脱却に、市民や事業者、行政が一体となって取り組み、現在の環境改善が実現しました。そして今もその取り組みは続いています。一方、豊かな自然にも恵まれ、その保全にも努力が重ねられてきました。例えば、清流の環境で育つホタルが市内のたくさんの場所で見られ、コンビナートの近くでも舞う姿が確認されています。
  このような多くの努力から生まれた今日の四日市を幅広くアピールしようと、昨年から「きらめく自然 ときめく四日市」をテーマに、イメージチェンジ大作戦を展開しています。公募により、ホタルとコンビナートの光の競演を表現したシンボルマークも作りました。今後も、いっそう快適な環境のまちづくりに努めてまいります。
下水道事業の経営健全化のため使用料を改定
 快適な環境を保全することでは、川や海の水質を守る下水道の役割も大切です。市の下水道普及率は平成18年度末で65.4%ですが、これからも普及を進めたいと思っております。
  下水道の運営は下水道使用料や税金で賄われていますが、平成18年度では、汚水処理に1立方メートル当たり272.6円かかったのに対し、使用料収入は123.1円で、不足分は一般会計から税金を繰り入れています。下水道事業を将来にわたって健全に運営するには、使用料で汚水処理費用の全額が賄えることが望ましいのですが、これまでは使用料が他都市と比べても低額で、費用の半分近くを税金で負担してきたわけです。
  そこで、3年前から市民や学識経験者からなる下水道事業運営委員会に、使用料の改定について意見を聞くなどして検討を進め、今年4月から下水道使用料を平均30%上げさせていただくことになりました。  市民の皆さんのご理解をお願い申し上げます。
さらなる土地開発公社の経営健全化に向けて
 財政の健全化では、四日市市土地開発公社の多額な債務も大きな課題です。昨年6月に、公営企業や土地開発公社を含めて地方公共団体の財政状況をチェックする法律が施行されたこともあり、同公社の抜本的な経営健全化に向けた早急な取り組みが必要です。
  同公社は、道路用地などの先行取得による公共事業の円滑な推進や、工業用地の造成によって企業誘致を図り、市税収入や雇用の増大に貢献してきましたが、バブル経済の崩壊後は、地価の下落などにより、多額の負債を抱えることになってしまいました。これまで、その軽減に努めてきましたが、平成18年度末での土地の簿価が190億円で、そのほとんどが民間金融機関から借り入れております。
  昨年、同公社の経営健全化のための基金を設立し、積立てを進めておりますが、今後も全力で公社の経営健全化を進めていきます。

●保健所政令市については 保健所準備室  TEL 354‐8098
●イメージチェンジ大作戦については 広報情報課  TEL 354‐8244
●市制施行111周年・土地開発公社については 政策課  TEL 354‐8112
●下水道使用料については 上下水道局経営企画課  TEL 354‐8222
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