HOME >> 水道事業の現状 2007/9月下旬
2003 YOKKAICHI
特集:水道事業の現状
快適な生活環境を支えるために下水道使用料の見直しを
下水道は、市民の皆さんの快適な暮らしや、良好な水環境を保つために、下水道使用料や税金で運営されています。
市は、下水道の整備が進む中で「下水道使用料を今後どのようにすべきか」を、下水道事業運営委員会(※)に諮問し、このたび答申を受けました。
市では、この答申を基にして、下水道使用料の改定手続きを進めています。
※市議会議員、市民、学識経験者で構成され、下水道の運営について調査・審議を行う委員会
答申の概要
下水道施設の整備状況を基準にして、下水道使用料の見直しを
 下水道事業の費用には汚水処理のための維持管理費用に加え、施設を建設する整備費用があります。
  下水道事業運営委員会の答申は、市が下水道事業を将来にわたり良好に運営し、市民により良い生活環境を提供していくために、使用料で維持管理費用の全額を負担するとともに、整備費用を整備の進ちょくに合わせて負担するように、下水道使用料を段階的に見直すことを求めています。
 〈答申のポイント〉
使用料の見直しを検討する
 今後も下水道使用料の見直しを3年ごとに行い、下水道事業の採算性を計画的に高めること
使用料体系の見直しを図る
改定時期= 平成20年4月から
基本水量= 基本使用料の負担範囲を 0〜10m3から0〜5m3に変更
※水道(小口径)の基本水量(5m3)と同一に
基本水量を変更
従量区分=8区分を4区分に変更
現状 見直し案
10m3を超え20m3まで 5m3を超え30m3まで
20m3を超え30m3まで
30m3を超え50m3まで 30m3を超え100m3まで
50m3を超え70m3まで
70m3を超え100m3まで
100m3を超え500m3まで 100m3を超え500m3まで
500m3を超え1000m3まで 500m3を超えるもの
1000m3を超えるもの
経営の状況
財政状況について
 
進む、下水道整備
 今の下水道使用料を決定した当時(平成7年度末)の人口普及率(※)は、38.0%でしたが、平成18年度末の人口普及率は、その1.7倍の65.4%になっています。
※人口普及率:市の全人口のうち下水道が整備された区域内に住む人の比率
お願い 下水道への接続を
 下水道に接続できる人のうち、85.5%が接続しています。さらにより多くの人にご利用いただくことにより、より大きな整備効果がもたらされます。
 
下水道整備区域の人口は全人口の65.4%
下水道施設の整備状況を基準にして、下水道使用料の見直しを
使用料で賄っているのは費用の45%
 平成18年度、汚水を処理する費用が1m3当たり272.6円(処理原価)になったのに対して、皆さんにご負担いただいている使用料は123.1円となり、収入の不足分は一般会計からの繰入金(税金)などで賄っています。
■汚水を処理する費用の負担割合(平成18年度)
汚水を処理する費用の負担割合(平成18年度)グラフ
下水道使用料について
使用料が同格都市に比べて安い
 同格都市(※)の1m3当たり平均使用料(平成17年度)は139.9円であるのに対し、四日市市はそれより15.3円安い124.6円となっています。
※同格都市: 下水道事業に地方公営企業法を適用して いる人口30万人以上の17都市 (指定都市を除く)
■1m3当たりの使用料の比較(平成17年度)
1m3当たりの使用料の比較(平成17年度)グラフ
※同格都市の平成18年度のデータが公表されていないため、
  平成17年度の比較となります
下水道使用料の改定が9月市議会で承認された場合、改定内容について11月上旬号でご案内する予定です

●この特集についてのお問い合わせは 上下水道局 経営企画課 TEL354‐8222
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