HOME >> 快適環境を支える下水道 2007/8月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:快適環境を支える下水道
下水道は快適環境を守る“水の道”
 
下水道は市民生活の重要なライフラインのひとつです。下水道は市街地に降った雨水を川や海に流したり、家庭や工場からの排水を処理し、快適な都市環境を支える水の道です。
市は下水道の整備を着々と進めており、現在の普及率はほぼ全国並みに近づきつつあります。
下水道にはどんな役割があるの?
浸水を防ぎ、まちを清潔に、川、海の水質も保全
 下水道は雨水を適切に排水し、豪雨時に市街地などでの浸水を防ぎます。また、家庭の台所、風呂、トイレなどの生活排水や工場などの排水を処理施設で浄化し、きれいな水にして川や海に流し、水質を保全します。
雨水ポンプ場 雨水ポンプ
排水をどうやって処理するの?
雨水はポンプで川や海へ 排水は処理施設できれいに
 地中に浸透しなかった雨水は、浸水を防ぐために下水道に集めてポンプで速やかに川や海に流します。また、家庭や工場などの排水は、処理施設で何段階もの処理を行い浄化します(図<1>)。
他の生活排水はどうするの?
上下水道局が窓口
 下水道以外に、「農業集落排水事業」「コミニティ・プラント事業」「合併処理浄化槽事業」の生活排水にかかわる事業も本年4月から上下水道局が窓口です。
[図<1>]下水処理の仕組み
[図<1>]下水処理の仕組み
今どれだけ普及しているの?
住民の約6割が利用可能
 下水道の整備は、現在、市街化区域を中心に進められており、平成17年度で普及率(※)は62.9%です。これは全国平均の69.3%をやや下回り、県平均の37.5%を大きく上回っています。また、整備済み区域のトイレの水洗化率は85.0%となっています(図<2>)。
※普及率= 整備済区域人口÷市全人口
  (約19万5千人)  (約31万人)
[図<2>]下水道整備済区域図
[図<2>]下水道整備済区域図
市民1人当たり、どれだけ排水をしているの?
1日1人当たり335リットルを排水
1日1人当たりの排水量335リットル 市内の家庭や工場からの排水の処理量は年間2,134万立方メートルで、これをトイレの水洗化をされている人1人 当たりに換算してみると、年間で122立方メートル、1日では335リットルの排水をしていることになります。
水道の使用料はどう算定しているの?
排水量に応じて料金設定
 下水道の使用料は、水道水のみを使用している家庭では、給水量を汚水排出量としています。1カ月の使用料は、10立方メートルまで756円で、以後は排水量に応じて8段階に分けられ、10立方メートルを超え20立方メートルまでの1立方メートルに付き99.75円から、1,000立方メートルを超える場合の1立方メートルに付き325.5円までとなっています。また、汚水の処理に1立方メートルあたり270円以上の費用がかかっています。
本年5月に四日市市下水道事業運営委員会から「下水道使用料の改定」について答申を受けました。これを受けて市は、将来にわたり下水道事業を適正に運営し、今後もみなさんのより良い生活環境を維持するため、一層の経営努力を図るとともに、料金設定の見直しも検討しています。
詳しくは広報よっかいち11月上旬号でご案内する予定です。なお、答申の内容については、市政情報センターまたは、上下水道局ホームページ(http://www.city.yokkaichi.mie.jp/water/)をご覧ください。

●この特集についてのお問い合わせは 上下水道局経営企画課 TEL354‐8222
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