農事組合法人水沢かぶせ会製茶共同組合
(原 藤雅さん ほか6人) |
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水沢かぶせ会では、地元の茶農家が栽培した生葉を加工する茶工場を経営しています。お茶は、化学肥料を使わず、小豆や菜種のカス、米ヌカのボカシなど、有機肥料を使って栽培し、年間約700トンの生葉を加工しています。
消費者の皆さんに安心してお茶を飲んでもらうため、茶葉の栽培からお茶の出荷まで、GAP(※1)を取り入れて工程別のリスク管理を行ない、茶工場内ではHACCP(※2)に基づいた品質・衛生管理を行っています。これらのシステムを、いち早く導入した水沢かぶせ会の安全・安心に対する姿勢は高く評価され、茶問屋からの信頼も厚く、茶市場での評価も上々です。
近く、食品安全の国際規格であるISO22000(※3)を取得するための準備も進めています。 |
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(※1) GAP:適正農場管理規範
農業生産現場において、生産工程ごとにリスク低減のための管理ポイントを整理・実践・記録し、改善を行う取り組み |
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(※2) HACCP:危害分析重要管理点方式
食品の衛生管理手法の一つで、アメリカで宇宙食の安全性を確保するために考案された。食品製造工程中の危険因子を特定し、特に重要な工程を監視することにより、製品の安全性を保証するシステム |
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(※3) ISO22000:食品安全マネジメントシステムの国際規格
品質マネジメントシステム(ISO9001)をベースに、GAPやHACCPなどを加えて2005年9月に発効した |
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