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2007 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
「多文化共生社会」をめざして 〜未来を担う子どもたちのために〜
 
国際共生サロンでの日本語学習 ブラジルを中心とする南米やアジア出身の外国人住民は、平成2(1990)年に「出入国管理及び難民認定法」が改められたことなどで本市でも急増し、今では家族を呼び寄せ定住する時代へと移っています。
 子どもたちの中には、保護者の都合で日本と母国の間を行き来したり、日本でも短い期間に住むところが変わったりして、日本語を覚えられず必要な教育を受けられない子どももいます。
 「私の家族は日本語が分からないので、家で勉強や日本語を教えてもらえない」と悩む子どもがいる一方、「日本語が上手になって、将来、日本でこんな職業につきたい」と、夢を語る子どももたくさんいます。
 こうした子どもたちのために、笹川東小学校や国際共生サロン(笹川六丁目)では、ボランティアなどが、放課後や土曜日に日本語学習や生活文化を伝える教室を開いています。しかし、ボランティアが不足して十分に子どもに関われない状況です。
 教室では日本語で話し、教えることがほとんどですので、語学力や経験に関係なく始められます。女性も男性もさまざまな年代や職業の人が、その人なりのペースで肩肘を張らず、多彩な出会いを楽しみながら参加しています。
 まずは一度、見学に行ってみてはいかがでしょうか。その一歩が、未来を担う子どもたちの大切な時期を支えていくことにつながっていきます。

※「多文化共生社会」とは、異なる文化を持つ人々が、お互いの違いを認め合いながら、共に生きていく社会のことです
国際課(TEL354-8114)、国際共生サロン(TEL322-6811)
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