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2006 YOKKAICHI
今回は、飲酒運転事故の現状と飲酒運転を許さない社会気運の醸成についてお知らせします。
 緊急事態!飲酒運転根絶に向けて!!  
 去る8月25日、福岡県内で飲酒運転による交通事故により幼児3人が死亡するという誠に痛ましい交通事故が発生しました。これを契機に、社会的に飲酒運転に対する厳しい目が向けられています。
 市内でも、今年9月末現在、36件もの飲酒運転に起因する交通人身事故が発生しています。その内、死亡事故は4件で、死亡事故に占める飲酒運転事故の割合は33.3%にも上っており、この割合は全国平均の2.6倍、三重県全体の1.8倍となっています。また、飲酒運転で428人が検挙されました。この数字は平均すると毎日1人以上のドライバーが検挙されていることになります。
 当市でも警察をはじめ関係機関・団体の協力を得て飲酒運転の追放に取り組んでいるところです。しかし、残念ながら、飲酒運転の罰則が強化されて4年が経過し、その効果が薄れてきたこともあり、一時減少していた飲酒運転による死亡事故が再び増加しています。
 年末・年始にかけ、飲酒の機会が増えます。“飲んだら絶対に車を運転しない”、飲酒運転は悲惨な交通事故を引き起こします。かけがえのない命を奪い、多くの人の人生を破壊する卑劣な行為です。ドライバーはもちろんのこと、私たちすべてが“飲んだら乗るな 飲ませるな”を肝に命じ、飲酒運転撲滅の気運を高めましょう。
飲酒死亡事故構成率(%)
(参考)
飲酒運転の教唆(きょうさ)・幇助(ほうじょ)…飲酒運転をそそのかしたり、飲酒運転となることを認識していながらドライバーに車両を貸したり、酒類を提供した場合は、刑法上の「教唆」または「幇助」として、処罰される場合がある。(同乗者や飲酒の同席者も責任を問われる場合がある)
飲酒運転の下命・容認…事業主や安全運転管理者など、自動車の使用者等がドライバーに飲酒運転を命じたり、ドライバーの飲酒運転を容認した場合は、その使用者等も処罰される。
危険運転致死傷罪…飲酒して正常な運転が困難な状態で運転し、死傷事故を起こした場合は、刑法の「危険運転致死傷罪」が適用され、
(1)人を負傷させた場合は、1カ月以上15年以下 
(2)人を死亡させた場合は、1年以上20年以下の懲役刑に処せられる。
問い合わせ先 …管理課(TEL354-8209)、四日市南署(TEL355-0110)
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