HOME >> まちの将来像を描く 2006/10月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:まちの将来像を描く
みんなでつくろう「住み続けてたくなるまち」
地域・地区のまちづくりの流れ
自分たちの考えたまちの実現へ
 市では、市域全体の将来像を示す都市計画マスタープラン全体構想を、平成14年7月に策定しました。その中で、活力ある地域社会を実現するために、地域・地区別構想は市民主体でつくるという道筋を示し、これに基づく取り組みが市内の各地で進められています。
地域・地区別構想は、地域における都市計画、基盤整備を計画的に進めるためのアクションプランとして、おおむね10年間に市と地域が協力して取り組む施策を示すものです。
その取り組みは、地区住民の皆さんがまちづくり構想として、自らのまちの将来像を描くことから始まります。
橋北地区
進めている活動
平成14年活動開始。平成17年、地区から市へ「まちづくり構想」を提案
平成18年3月、市から地区へ「まちづくり構想」の内容から市の整備にかかわる内容をまとめた「地域・地区別構想」の素案を受け、内容を検討中
行政との役割分担のもと
住民自らできることを積極的に推進
【橋北地区連合自治会】 花村誠会長
【橋北まちづくり会】 山本江里子さん
 今年、市から都市計画マスタープラン「地域・地区別構想」のもとになる素案が出され、現在、その内容を各自治会、まちづくり会のほか、新たに発足した「橋北地区都市計画マスタープラン検討会」で検討しています。まちづくり活動のおかげで、地区では自然や歴史、産業などを、まち全体の資産として役立てようとする意識が高まっています。住民が自らできることは積極的にした上で、行政に協働によるまちづくりを求めたいと、河川清掃などさまざまな活動への参加者も、どんどん増えています。
県地区
進めている活動
平成16年、まちづくり構想策定委員会を結成し、構想の策定に着手
平成18年、「あがたまちづくり構想」を策定し、市に提案。目指す将来像として「自然と調和のとれた田園都市あがた」を掲示
今後の予定
市が構想をもとに、「地域・地区別構想」の素案を作成
さらなる里山の整備
構想にある市民緑地「グリーンパーク岡山」の拡張を、今後も進める
富田地区
進めている活動
平成17年、富田地区連合自治会が勉強会のテーマとして「地区のまちづくり」を選定し、自治会長15人で研究・検討した。その際、今後の将来像、目標、課題を提起・抽出した
将来像:高齢者がともに住みやすく、北の玄関にふさわしいまち富田
【まちづくりの目標】
1. 安心・安全なまちづくり
2. 住みやすいまちづくり
3. 賑わいのあるまちづくり
事前セミナーの開催
平成18年度のまちづくり構想の策定に向けて35人で、まちづくり会議を立ち上げる準備をする。その一環として事前セミナーを開催した。そこでは現地視察、今後の進め方についての議論が行われた
平成18年8月、まちづくり検討委員会を正式に発足
三重地区
進めている活動
平成17年、三重地区まちづくり構想策定委員会を発足。地区の3つの小学校区(三重、三重西、三重北)それぞれに同構想策定委員会を設置し、活動を推進
地区のさまざまな特色を 生かした構想を
【三重地区まちづくり構想策定委員会】
坂弘会長
 現在は、3校区でまちの将来像を検討していただいています。進み具合や意見の違いなどの調整は大変ですが、構想策定は住民自らまちのビジョンを描く大切な機会です。それぞれのまちの特色を生かしながら、地区全体の構想をまとめたいと思います。
まちづくり
課題を集めたまちづくり地図を作成
【三重小学校区まちづくり構想策定委員会】
羽田泰則会長・高見敏郎委員
 17人の委員を中心に活動しています。校区内には史跡なども多く、以前から、「三重ふるさと散歩道整備委員会」が活動するなど、住民の郷土への愛着が深いと思います。これまでに、まちづくりの課題を「海蔵川の景観整備・美化の推進」「地域で残したい場所や物の整備・管理」など、5つのテーマに分けて検討し、8月に課題を盛り込んだ地図を作成したところです。
3つのテーマできめ細かく課題を検討
【三重西小学校区まちづくり構想策定委員会】
岡田昭会長・野田雅春委員
 住民12人の委員で活動しています。これまでに校区内を見て歩き、課題を見つけて整理し、だれでも分かるような地図を作成しています。住民の皆さんへの広報のためのPR紙「三重西まちづくり広場」も発行。現在は、これまで把握した課題から「ウオーキングと街路景観」「安全・安心」「城山・公園」の、3つのテーマで班を編成し、よりきめ細かく検討しています。
緑が多く、人が優しい魅力的なまちに
【三重北小学校区まちづくり構想策定委員会】
西脇巧会長・亀山かほる委員
 14人の委員が、それぞれ率直な意見を出し合いながら会議をしています。今年7月には、各町の委員を案内人に校区内をくまなく見て歩き、良い所や気掛かりな所を出し合って地図に落とし込みました。現在は、それを整理しながら、緑が多く、人の優しさがある地区の特長を構想に生かす準備をしています。

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