HOME >> 農地を守る取り組み 2006/7月下旬
2003 YOKKAICHI
特集:農地を守る取り組み
環境保全や水害防止 みんなの暮らしに大切な農地
環境保全や水害防止 みんなの暮らしに大切な農地
 
農地は20年間で25%減少しました
 農業者の高齢化や農産物価格の低迷などから農業をやめる人が多く、耕作されなくなった農地が増えています。この20年間に農家の戸数は約30%、耕作面積は約25%減少しました(表)。このように農業をとりまく環境は厳しい状況にありますが、水田や畑を大規模化し、経営を法人化したり、安全・安心な生産に取り組むなど、工夫した農業経営が行われています。
■農家戸数と耕地面積の推移
■農家戸数と耕地面積の推移
収穫後の稲わら、麦わらのすき込みにご協力ください
 これからの季節は台風などの大雨により、稲わらや麦わらなどが排水溝に詰まり、洪水の原因になることがあります。収穫後の稲わら、麦わらは農地に放置せず、すき込んでいただくようご協力をお願いします。すき込みをすることで土作りにも役立ちます。
農地にごみを捨てないで
 最近、特に道路沿いの田や畑などで、ごみのポイ捨てやペットの糞害が目立っています。農地にごみが捨てられると農作業に支障をきたし、農地の機能が損なわれたりします。
 農地は私たちの暮らしにとってかけがえのないものです。みんなで大切な農地を守りましょう。
農家・市民と一体になった農地の保全
 最近の健康志向の高まりから、自然との触れ合いを求めて野菜など農作物栽培を始める人が増えています。市では、農業と市民との接点を増やすため、農家の畑で農業体験を開催したり、産地での収穫体験を行ったりしています。
 また、これまで農園を開設するには、市や農協などに限られていましたが、平成17年度より農家だけでなく、農地を持たない法人やNPOなども菜園を開設することができるようになりました。これを受けて、農家自らが農業体験を開催するなど地域で菜園を開設する取り組みも始まっています。
 このように、農家だけでなく、市民の皆さんも一緒になって農地を守る取り組みを進めていきます。
農地をコスモス畑として地域に解放(三重地区)
農地をコスモス畑として地域に解放(三重地区)
小学生が地元農家の指導で稲作体験(大矢知地区)
小学生が地元農家の指導で稲作体験(大矢知地区)
体験農園での作物づくり(水沢地区)
体験農園での作物づくり(水沢地区)
 農地の売買や貸し借りには許可が必要です。また、農地を宅地や道路などにする場合(転用)は許可や届け出が必要です。

●この特集についてのお問い合わせは、
農水振興課 TEL 354-8180、農業委員会事務局 TEL 354-8271
http://www.city.yokkaichi.mie.jp/nourin_suisan/
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