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2006 YOKKAICHI
今回は、企業と行政の協働により、資源循環型社会を目指す取り組み「エコタウン」についてお知らせします。
環境にやさしい「エコタウン」始動
プラスチック再生設備  エコタウン事業は、既存産業分野の廃棄物を他の分野の原料として再利用することで、資源の循環を図り、経済と環境が調和したまちづくりを目ざします。昨年9月に「四日市エコタウンプラン」が経済産業省から全国で25番目の承認を受け、次のような取り組みを進めます。
(1)高品位樹脂(プラスチック)への再生
 これまで、プラスチックを溶かして再生すると、強度が低下して同じ用途に使用することは困難でした。例えば、家電製品に使用されているプラスチックは、従来なら植木のポットなどのプラスチックにしか再生できませんでしたが、このたび、廃プラスチックを新品とほぼ同等な強度を持つプラスチックに再生する技術が開発されたことから、この技術によって元の家電製品に再利用することが可能になります。
(2)植物由来生分解性プラスチックの研究・開発
 「植物由来生分解性プラスチック」とは、植物を原料としたプラスチックで、自然界に放置されても二酸化炭素と水に分解されて、土に返りやすいという特徴があります。植物由来生分解性プラスチックは、石油以外の資源を原料にしているため石油資源を保護するというメリットのほかに、自然分解されても、原料の植物が光合成するときに取り込んだ二酸化炭素が放出されるだけなので、地球温暖化の防止に役立つなどの利点があります。
 今後市では、環境にやさしい製品を普及させ、資源循環型社会を構築するための取り組みのひとつとして、買い物用のレジ袋に生分解性プラスチックを使用できないか小売店にて導入テストを行いますので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
問い合わせ先 …商工課(TEL354-8178)
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