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2006 YOKKAICHI
今回は、最近増加傾向にある食物アレルギーの児童に対する学校給食の対応についてお知らせします。
食物アレルギーの子どもたちにも安全でおいしい給食を!
子なべによる個別給食の調理 食物アレルギーを持つ児童は年々増加し、昨年で児童全体の約2.5%にのぼっています。また、原因となる食品数も約40種類と多岐にわたっており、さらに複数の原因食品を併せ持つ子も多く、発症状況が複雑になってきています。また、学校給食の献立内容も多様化しているため、今まで以上にきめ細かな対応が必要となってきています。
 このため、学校では4月から5月中旬にかけて「アレルギー調査」を実施し、その結果を参考に献立作成、食材の選定を行っています。アレルギーを持つ児童には、ごく微量でも反応する子、少量なら大丈夫な子、加熱すれば食べられる子、自分で除去すればよい子などいろいろなケースや症状があります。
 アレルギーは、生命にかかわることもあり、学校だけでは判断ができず、医師の指示に従わなければなりません。また、多くの児童がいる学校という集団の中で個別対応を行うことには慎重さが求められます。
 そのため、担任は子どもたちや保護者に十分説明し、理解を得てから除去食あるいは弁当を持参するよう指導しています。
 教育委員会では「食物アレルギー対応マニュアル」を作成し、このマニュアルに従って、栄養教諭・学校栄養職員や各校の給食調理員が、卵や牛乳やエビ・カニなどの甲殻類を除去した個別対応給食をつくるなど、できる限りアレルギーを持つ児童一人ひとりに応じた別調理で提供しています。しかし、重症児への対応には限界があることも事実です。
 今後とも保護者と学校が綿密に連絡を取り合いながら、おいしくて、安全な学校給食をつくっていきますので、ご理解、ご協力をお願いします。
問い合わせ先 …学校教育課(TEL354-8252)
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