HOME >> 子どもを犯罪から守ろう 2006/4月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:子どもを犯罪から守ろう
みんなで子どもを守ろう
子どもへの不審行為が多発しています
 下校途中や帰宅後、休日などに子どもが不審者に声を掛けられたり、痴漢に出会ったりする事件が市内でも多発しています。平成17年度は小・中学校と幼稚園に全部で96件の届け出があり、すでに前年度の2倍を超えています(右表)。
■不審者情報の届け出件数
平成16年 平成17年
痴漢 14件 32件
不審者 32件 64件
※平成17年度は3月8日現在まで
教育委員会の取り組み ブザーの配布、不審者情報の配信など、安全対策を進めています
子どもへの不審行為や犯罪を防ぐため、教育委員会では幼稚園、小・中学校などと連携し、 さまざまな取り組みを進めています。
〈防犯ブザーを配布〉
 平成16年度に小学生全員と中学女子生徒に防犯ブザーを配布し、平成17年度以降は小学1年生に配布しています。
〈不審者情報を共有・配信〉
 平成17年9月からは保護者が登録した携帯電話に不審者情報を配信する「e学校ネット」の運用を始めました。現在は、希望する地域の防犯団体などにも配信しています。
 また同年2月に「子ども防犯等情報データベース」を設け、不審者や学校被害などの情報を教育委員会、小・中学校、幼稚園、児童福祉課、保育園、市民文化課、楠総合支所、各地区市民センターが共有し、子どもへの不審行為や犯罪を未然に防ぐ取り組みを進めています。
〈学校では防犯指導や複数下校を推進〉
 各学校では防犯ブザーの使い方や危険を避ける方法などを指導するほか、通学路の安全点検と安全マップづくり、複数下校、地域による見守り体制づくりなどを進めています。また、学校便りや「e学校ネット」により保護者や地域に情報提供をしています。
地域の協力 地域のみなさんの「見守り」が犯罪防止の大きな力です
子どもが一人でいるときが危険で、保護者、地域住民による「見守り」が必要です。 皆さん、子どもを地域で守り、育てましょう。。
緊急時に子どもを保護
〈こどもをまもるいえ〉
 平成9年12月にPTA、地区青少年育成協議会、地区連合自治会などが、緊急時に子どもを保護し、警察などへ通報する「こどもをまもるいえ」をスタート。通学路を中心に民家や店舗、事務所などおよそ一万件が設置協力者になっています。「こどもをまもるいえ」にはそれを示すステッカーが貼られています。
「こどもをまもるいえ」のステッカー
「こどもをまもるいえ」のステッカー
市内を走る車も「見守り」
〈こども110番みまもりたい〉
 平成17年12月に郵便局と教育委員会、PTAが協定を結んでスタート。それ以後、生活環境公社、四日市タクシー協会、四日市市北部・南部清掃事業所が加わり、市内を走る合計847台の郵便配達車、ごみ収集車、タクシーなどが子どもの安全を見守り、緊急時には警察などへ通報します。
「こども110番みまもりたい」のステッカー
「こども110番みまもりたい」のステッカー
ステッカーを貼った車両
市民の皆さんへ
子どもを見掛けたら、様子見を
 不審者による子どもへの声掛けや痴漢行為は下校中や帰宅後などに多く発生しています。買い物や散歩などで子どもを見掛けたら、しばらく様子を見守ってください。特に一人でいる子どもの見守りを念入りにお願いします。防犯ブザーの音が聞こえたときには、周囲を見回ってください。
保護者の皆さんへ
日ごろから家族で安全の確認を
  毎日の暮らしの中で安全について子どもと話し合いましょう。日ごろから「一人で遊ばないこと」「外出には行く先を言うこと」「何かあったら必ず言うこと」「知らない人には付いて行かないこと」などを約束し、周辺の危険場所や「こどもをまもるいえ」の場所を子どもと一緒に確認しておきましょう。また、いざという時、とっさに大声が出せるように練習しておきましょう。。

●この特集についてのお問い合わせは 
  教育委員会指導課 TEL354-8256、社会教育課 青少年育成指導室 TEL354-8247
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