HOME >> 市政アンケートの結果報告 2006/2月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:市政アンケートの結果報告
市の施策に対して「満足していますか?」どのような施策を「期待していますか?」
市政全般について5段階で評価
 「満足度」「期待」についての設問は、8分野43項目で、それぞれ5段階評価で答えていただきました。その結果を把握するため、5段階をポイント化し、平均ポイント(※)を算出しました。その結果は次のとおりです。
「満足度」の平均ポイントが高い5項目
(1)行政情報の提供の充実(0.21)
(2)公園や市内の緑化の推進(0.10)
(3)消防事業(0.10)
(4)リサイクルの推進(0.05)
(5)各種検診の充実(0.03)
「期待」の平均ポイントが高い5項目
(1)不法投棄対策(1.26)
(2)市内のバリアフリー化の推進(1.07)
(3)高齢者の生活および自立の支援(1.07)
(4)商業の振興(1.06)
(5)公害対策と環境の監視(1.03)
「満足度」の平均ポイントが低い項目
(1)不法投棄対策(マイナス0.70)
(2)商業の振興(マイナス0.70)
(3)密集市街地の街並みの改善(マイナス0.51)
「期待」の平均ポイントが低い項目
(1)国際化の推進(0.33)
(2)女性センター事業の充実(0.35)
(3)行政情報の提供の充実(0.39)
今後求められる施策
 「期待」と「満足度」のそれぞれの平均点を出し、「期待」の平均点が高く「満足度」の平均点が低いものが、今後の施策に反映していかなければならない上位の課題と思われます(表(1))。
 前回のアンケートと比較すると、「不法投棄対策」や「バリアフリー化」に加え、新たに「商業の振興」「密集市街地の街並み改善」が上位に入りました。これにより市民の皆さんが、商店街の振興をはじめとした近鉄四日市駅周辺の活性化や、安心して暮らせる住環境整備などに期待を寄せていることが分かりました。
 「不法投棄対策」については、前回に引き続き、市民の皆さんの関心の高い課題となりました。市では、三重県や関係機関と協力しながら、これまで以上に、不法投棄の監視や早期発見、早期撤去、悪質者の厳重対処に努めます。
表(1)求められる施策
不法投棄対策
商業の振興
密集市街地の街並みの改善
市内のバリアフリー化の推進
環境保全施策の推進
確かな学力や豊かな人間性の育成を目指す教育
高齢者の生活および自立の支援
公害対策と環境の監視
介護保険サービスの充実
交通安全対策の充実
市内の道路整備
平成17年度市政アンケートのあらまし
・実施期間/平成17年9月12日〜10月11日
・対象/20歳以上の市民の皆さんから無作為に
    選んだ3000人
・回答者数/1307人
・有効回答率/43.6%
・アンケート内容
 (1)日ごろの生活と市政について
 (2)市政全般の満足度、期待について
 (3)市職員に対する信頼度について
※平均ポイントの算出の仕方
平均ポイントが2に近いほど「満足度」または「期待」が高く、-2に近いほど「不満」または「力をいれなくてよい」を示します。
(1)5段階評価にポイント付け
満足度 期待 ポイント
非常に
満足している
ぜひ力を入れて欲しい +2点
満足している 力を入れて欲しい +1点
どちらでもない 今のままでよい 0点
不満である あまり力を
入れなくてよい
-1点
非常に不満である 力を入れなくてよい -2点
(2)平均ポイントを算出(満足度の場合)
  ※期待も同様に計算
「商業の振興」では 街に来る人や住む人を増やし中心市街地の再生を
 市では、「来街者を増やし、居住者を増やす」を基本方針として、中心市街地の活性化に向けてさまざまな取り組みを行っています。
 来街者を増やすため、現在、商店街の魅力を高める新たな取り組みやイベントに対して支援を行っています。また、空き店舗への出店や消費者の視点に立った新サービスの提供へのサポートなどを行うことによって、商業の活性化を図っています。
 そのような中で、近鉄四日市駅西の複合施設「ララスクエア」が昨年オープンし、多くの人が中心市街地に訪れるようになりました。
 また、市の中心部は、大規模なマンション供給により、人口回帰の動きが出ています。市では、諏訪新道沿いを中心に再開発マンション建築を進める民間の住宅供給への支援を行っています。
 さらに、すわ公園交流館などで、市民団体による市民参加型のイベントを支援するなど、にぎわいの創出に取り組んでいます。
「密集市街地の街並みの改善」では 道を広げたり、側溝にふた災害による被害の軽減を
 密集市街地では、火災や地震で災害が発生したときに、救急車や消防車が通行できないことで、被害が大きく拡大する恐れがあります。
 このため、市では皆さんの協力を得ながら、建て替えに併せて生活道路を広げたり、側溝にふたをするなどの対策とともに、「8分消防、5分救急」を目標に、消防分署の整備にも取り組むなど、安心して暮らせるまちづくりを進めています。
 また、通過交通が生活道路に入り込まないように、堀木日永線や阿倉川西富田線などの幹線道路網の整備を進めるとともに、歩道のバリアフリー化など、人にやさしい道づくりに努め、安全で安心して暮らせる環境づくりを進めます。
さらなる意識調査へ向けて
 今回の調査は、項目に具体例を示すことにより、市民の皆さんに回答をしていただきやすくしました。その結果、回答率は昨年比約8%上昇しました。しかし、設問項目を部局ごとに整理していることから、市の施策に対する総合的な評価を調査できないことがありました。さらに有効な意識調査となるように実施していきたいと考えています。
自由回答では一人ひとりの想いも寄せられました
 アンケートの市政に対する意見や要望を自由に書いていただく欄には553件もの記入がありました。主なものを紹介します。
●市職員の対応について(86件)
 「応対への不満」が33件ある一方、「満足」は6件でした。「市職員の執務・意識への不満・要望」も29件ありました。
●道路について(60件)
 「交通渋滞の緩和」や「歩行者や自転車の安全な通行」、「狭い道路を広く」などを求める声がありました。
●ごみなど生活環境について(27件)
 「ごみの出し方の指導の徹底」、「野焼き、不法投棄など環境美化に対する啓発」などの要望がありました。
●児童福祉・少子化について(21件)
 「親同士の情報交換や子ども同士の触れ合いができる児童館の充実」、「保育所や学童保育の充実」などの意見が寄せられました。
そのほかにも多くの意見が寄せられました。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。
アンケート結果の詳細は市ホームページまたは、市政情報センターおよび地区市民センターでご覧ください。
ホームページアドレス http://www.city.yokkaichi.mie.jp/questionnaire/2005report.pdf

●この特集についてのお問い合わせは 市民文化課  TEL354−8147
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