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2006 YOKKAICHI
今回は、農業再生事業の取り組みについてお知らせします。
新しく農業へトライ
 今、地域で作られた農産物を地域で消費する「地産地消」が注目されています。輸入農産物が増える中で、消費者は「生産する農家の顔の見える農産物」を求めています。
 市内ではJAがすでに6カ所で農産物直売所を整備し、市も「四日市農業再生事業」の中で、穫れたての農産物の直販や、それらを素材とした味ごはん・惣菜などに加工する施設の整備を支援し、地産地消を進めています。
○農地を有効に!
 ところが、四日市の農地は、農業の低迷に伴い、市内各地で遊休化が進んでいます。いまでは遊休農地が10年前のおよそ1.4倍の180ヘクタールに達しています。(グラフ)
 市では農地を有効活用するため、農業再生事業の1つとして、農地を守る取り組みを行っています。まず、農業の担い手となる農業者が規模拡大に取り組む際、必要となる農地のあっせんや荒れてしまった農地の復元化を支援しています。これまでに四日市ドームの面積にあたる1ヘクタールもの農地が再生され、茶園や牧草地として活用されています。   
 また、兼業化の進む水田地域では、担い手への作業委託を可能とするため、小さな水田をまとめ、あぜを取り払って大型の機械が利用しやすい水田にする取り組みも進めています。
○新しい農業者を育てる
 食と農地を守り、四日市の農業を支えていく新しい農業者を育てることも重要です。農業再生事業ではこれから農業を始めようとする人に対しても支援しています。具体的には本格的に就農を考える人には農地のあっせん、施設などの初期投資の補助や農業センターの畑やハウスを使っての技術研修を行っています。この研修はこれまでに延べ22人が受け、すでに数人が新たに農業を始めています。
 また、企業の新規事業として農業への参入を呼びかけたり、農業を楽しみたいと考える一般市民・NPOなどには趣味や福祉のための菜園として利用するなど、農地の有効活用を進めていきます。
 今、農業はいろいろな方面から注目されています。会社勤めを終えたら農業をやってみたいと思っている意欲ある人も、ぜひご相談ください。
さあ、新しく農業へトライしてみませんか!
問い合わせ先 …農水振興課(TEL354-8180)
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