HOME >> 介護保険─給付の適正化と介護予防 2005/8月上旬
2005 YOKKAICHI
特集:介護保険─給付の適正化と介護予防
目指そう生涯の「健康」と「自立」
何でもホームヘルパーさんにまかせていませんか?
 高齢者の身体介護、生活援助を行うのがホームヘルパーさんですが、自分は何もせず、ホームヘルパーさんに頼ってばかりいると、身体機能が弱ってきます。自分でできることはなるべく自分でしましょう。また、ホームヘルパーさんは家政婦さんではありません。直接利用者本人の援助に該当しない行為や日常生活の援助に該当しない行為は訪問介護の対象とはなりません。
用具を上手に使いましょう
 年齢を重ねるとともに身体機能は弱っていきます。それをカバーするのがさまざまな福祉用具です。ただし、自分で起き上がれるのに電動ベッドを利用したり、歩行つえで十分なのに車イスを使うなど、楽だからといって安易に用具に頼ると、ますます身体機能が弱ってきます。目先の便利さにまかせず、自分の状態に合った用具を使いましょう。また、レンタルしていた用具が不要になったら、速やかに事業者に返却しましょう。
住宅改修は十分に検討した上で
 住宅改修の支給は原則として一回のみです。また、いったん改修してしまうと簡単には直せません。事業者に勧められるままにせず、家族やケアマネジャーと相談しながら、じっくりと検討し、自分に合った改修をしましょう。
※ケアマネジャーってどんな人?
  介護の知識を幅広く持った専門家です。ケアプラン
  の作成やサービス事業者の手配のほか、介護を必
  要とする人や家族の相談に応じたりアドバイスをし
  たりします。
利用者の生活改善が図られるケアプランを
 ケアプランは利用者本人や家族の要望を第一に、ケアマネジャーが作成します。利用者の生活改善にどのサービスが必要か相談しましょう。また、介護サービスを利用してから不都合な点が出てきたら、ケアマネジャーと相談してケアプランを変更してもらいましょう。
健康で生きがいのある生活を目指して
防ごう「閉じこもり」、見つけよう「生きがい」
 体の調子が悪かったり気分が落ち込んだときなど、外出が面倒になりがちになりますが、家の中にばかりいると身体機能が弱ってしまい、ますます動けなくなります。積極的に行動し、生きがいを持って暮らしましょう。
 「一度も外出しない日がある」、「気分が落ち込んでふさぎ込んでしまう」、「何ごとも面倒」、「近所との付き合いがない」、「人に会いたくない」、「生活が不規則」、「身の回りの変化に気が付かない、興味がない」などが当てはまったら要注意です。
何ごとにも積極的に挑戦しよう
 閉じこもらないようにするには、一日一回は外出し、散歩などの適度な運動をしたり、何にでも興味を持ち、自分にできることを探したり、新しいことに挑戦するなど積極的になることが大切です。規則正しい生活で健康を保ち、仲のいい友人をつくり、地域の集まりなどにも参加しましょう。
参加者募集 みんなで歌って心も体も健康 市民シニア歌の広場
 月1回、「歌っていきいき、心と体」を合言葉に、みんなで懐かしい歌から最近の歌までを歌い、リズム体操などで体を動かしながら楽しい時間を過ごす催しです。お気軽に参加ください。
●日 時 / 8月12日、9月9日、10月14日
       (第2金曜日)
       いずれも午後1時30分〜午後3時30分
●場 所 / 四日市市総合会館8階視聴覚室
●参加費 / 300円
※自由参加(申し込み不要。当日お気軽にお出かけください)
●問い合わせ / リズムメイトの会(TEL52-2979)
          四日市市社会福祉協議会ボラン
          ティアセンター(TEL54-8144)
主催 / ボランティア団体「リズムメイトの会」
支援団体 / 四日市市社会福祉協議会ボランティ
        アセンター
養護老人ホーム「四日市市立寿楽園」の民営化を進めます
 養護老人ホームは、心身の衰えや家庭環境、経済的理由などにより在宅での生活が困難な高齢者のための施設です。現在120人の人が入所してみえますが、高齢化が進んでいることや居室が2人部屋でプライバシーが守られないなど、問題が出てきました。
 そこで、入所施設の運営に豊富な経験を有する社会福祉法人に経営を移管することにより、身体機能の衰えた入所者への対応を強化することやプライバシーを守るために居室の個室化を進めることなど、入所者にとってよりよい生活環境の向上を目指します。
●寿楽園民営化についてのご意見は
 介護・高齢福祉課 管理係まで TE:L54-8425
 施設給付の見直しについて
 10月から介護保険の施設入所、入院者の食費、居住費用の負担の見直しがあります。食費については以前から一部自己負担でしたが、見直し後は、居住費用も含めた額を施設と利用者の契約により決めます。
 また、低所得者への救済措置(所得に応じた負担限度額の設定)、高額介護サービス費の見直しも同時に行われます。届出の必要な人には順次通知を送らせていただきます。

●この特集についてのお問い合わせは 介護・高齢福祉課 TEL:54-8190
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