HOME >> PFI方式による学校施設整備 2005/6月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:PFI方式による学校施設整備
民間を活用した学校整備を進めています。
新手法「PFI」による効率化などが図れる公共施設整備
 PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)方式とは、民間の資金と技術や経営の知識を活用して公共施設など社会資本の整備を行うものです。効率的、効果的な公共サービスの提供と市の財政負担軽減を図ることができます。今回のPFI導入の目的は、学校施設の整備・維持管理の効率的な実施と児童・生徒に対する良質な教育環境の早期提供を目指すものです。事業は設計、建設に加え施設の維持管理も一括して民間事業者に23年間にわたり委託するものです。なお、PFI方式による複数の学校の一括整備は、全国で初めての試みです。
市民、市、民間のいずれにも効果が期待
 今回のPFI方式の学校施設整備は、市民、市、民間事業者のいずれにも効果が期待できます。市民にとっては、児童・生徒への良好な教育環境が早期に実現し、また、地域への開放で施設が利用できるようになります。市では、建設と約20年間にわたる維持管理の一括委託によるコスト削減、従来のように工事完了時に一度に全額を支払う必要がないなどの財政平準化が図れます。民間事業者では、事業の確保、同様の手法による事業展開が図れることなどがあります。
教育環境の充実と地域への開放を目指す「地域に愛される学校づくり」
1 地域と共生する学校づくり
・地域の人が利用しやすい開放施設を設置
・バリアフリー化、ユニバーサルデザインを導入
・防災拠点としての機能を持ち耐震性を向上
2 「自立・共生・チャレンジ」の心をはぐくむ学校づくり
・豊かな人間性をはぐくむ文化的な環境
・ニーズに対応し高機能、多機能に
・時代の変化に対応できる施設計画
3 コスト低減を目指した環境に優しい学校づくり
・メンテナンスを考慮し管理をしやすく
・省エネ・省資源に配慮してコスト低減
・自然エネルギーの活用
4 安心して生活できる学校づくり
・防犯性・防災性を確保
・生活空間として健康と安全に配慮
PFI方式で整備を進めている学校
■南中学校(平成18年3月竣工予定)
〈改築〉校舎(4階建て)、体育館、プール
■橋北中学校(平成18年3月竣工予定)
〈改築〉校舎(3階建て) 〈改修〉校舎(3階建て)
■港中学校(平成18年6月竣工予定)
〈改築〉校舎(3階建て) 〈改修〉体育館
■富田中学校(平成18年6月竣工予定)
〈改築〉校舎(4階建て) 〈改修〉校舎2棟(各3階建て)、体育館
 改築・改修施設の特徴
・周辺環境や街並みに配慮
・落ち着きのあるうす茶の外観、
 勾配のある屋根
・地域開放ゾーン(図書室、コン
 ピュータ室、多目的会議室など)
 を一つの階や建物に集約
・だれもが使いやすいユニバーサル
 デザインで、エレベータを分かりやすく配置、シャワー付きの多
 機能、多目的トイレを設置
・環境や省資源に配慮し、太陽光発電や雨水貯留槽を設置
・職員室を周囲が見渡しやすい位置に設置、テレビカメラを設け、
 児童・生徒の安全を確保
・地域の防災拠点とするため、建物の耐震性を十分確保、非常用
 汚水槽、保安電源、耐震性貯水槽を設置
南中学校(完成イメージ図)
南中学校(完成イメージ図)
橋北中学校(完成イメージ図)
橋北中学校(完成イメージ図)
港中学校(完成イメージ図)
港中学校(完成イメージ図)
富田中学校(完成イメージ図)
富田小学校(完成イメージ図)

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